日本や世界で『猫の神様』が崇拝される理由3つ

2024-07-11 16:00

伴侶動物として絶対的な地位を確立した猫ですが、ただ可愛がられているだけではなく、神様としても崇められています。それは日本だけの話ではありません。猫を最初に崇拝したのは古代エジプトのようです。なぜ猫が日本や世界で神様として崇拝されているのかについて、探ってみました。

世界中に溢れる猫グッズ

猫の人形

世の中には、猫をモチーフとした日用品や雑貨が溢れています。

猫グッズは、古代エジプトの時代から、ミイラ、像、護符などとして存在していました。これらは、猫が世界の各地で神様等として崇められていたことの証とも言えるでしょう。

今回は、日本や世界で神様や神様の使いとして崇められている猫について、なぜそのような存在になったのかを探ってみたいと思います。

世界で崇められている猫

古代エジプトのバステト神

バステト神

猫の神様と言えばすぐに思い浮かぶのが、古代エジプトのバステト神です。

古代エジプトでは、オス猫は蛇の姿をした魔神と戦う太陽神ラー、メス猫は豊作、母性、庇護を象徴するバステト神、そして猫とライオンは戦いの神シェカメットの象徴とされていました。

イングランド

積荷に害を及ぼしたり感染症を媒介するネズミ退治のために、猫はよく船に乗せられていました。

猫には天候を変える力があると信じられ、特にイギリスでは黒猫を乗船させると縁起が良いと、漁師の守り神になりました。夫の無事を祈って、漁師の妻が黒猫を飼う地域もあったようです。

北欧神話

ノルウェージャンフォレストキャット

北欧神話では、女神フレイヤの車を牽引していた2匹の猫がノルウェージャンフォレストキャットだと言われています。

この猫たちには結婚についての予知能力があり、結婚式に猫が姿を現すと吉兆だと言い伝えられています。

イスラム教

直接崇拝の対象ではありませんが、猫は清潔であり、偉大なる預言者から愛されていたことなどから、イスラム教でも猫は大切に扱われるようになりました。

日本でも崇められている猫

招き猫

日本の各地にも、猫を祀っている神社がたくさんあります。有名なところをご紹介します。

東京都新宿:自性院

室町時代に道に迷った人を案内した黒猫がきっかけとなり、猫地蔵や猫のお面の地蔵が奉納されました。

鹿児島県鹿児島市:仙厳園猫神神社

第17代当主島津義弘が朝鮮出兵で連れて行った7匹の猫の内、生き残った2匹を連れ帰って祀った神社です。

京都府左京区:檀王法林寺

主夜神尊という夜を守る神様が祀られています。黒猫が主夜神の使いであるとして、黒い招き猫が作られた日本最古の神社であると言われています。

東京都台東区:今戸神社

貧しさ故に手放した愛猫がお婆さんの夢に出てきて、自分の姿の人形を売ると幸せになれると告げ、その通りにしたのが招き猫の発祥であると言われています。

蚕を守る猫

他にも、宮城県田代島の猫神社や京都府の木島神社のように、養蚕が盛んだった地方には蚕を守るとして猫を祀った神社が多いと言われています。

猫が崇められる3つの理由

獲物を狙う猫

猫の家畜化が始まったとされる古代エジプトを筆頭に、猫は世界中に広まり、神様や神様の使いとして崇められてきました。それぞれの伝承や記録などから猫が崇められるようになった理由を整理すると、次の3つになります。

1.猫の優秀なハンティング能力から受ける恩恵

古代では、猫は毒蛇を退治する存在でした。そして農耕や産業が発達すると、ネズミを退治する存在になりました。猫は、穀物や蚕に多大なる被害を与えるネズミを退治してくれる大切な存在だったのです。

特に、外来動物として拡散中の猫は希少な存在だったため、お札や護符にして崇められることが多かったと考えられます。

2.猫の持つ高い繁殖力への憧れ

授乳する猫

古代エジプトの女神バステトは、母性、庇護の象徴でもありました。猫の持つ高い繁殖力が、古代エジプトの不妊に悩む女性たちにとって多産を司る神様として崇拝の対象となったのです。

3.猫の神秘的な身体構造

光の量に合わせて変化する瞳孔や闇夜に光る瞳、暗闇でも何不自由なく活動できる視力、気配を消して忍び寄るなど、その身体構造による神秘性が人々にとって畏敬の念に変わったと考えられます。

まとめ

くつろぐ黒猫

猫は長い歴史の中で、神様として崇められ大切にされてきただけではありません。魔女や悪魔の使いとして迫害されたり、猫又や化け猫といった妖怪として恐れられてきたこともあります。

これらは、おそらく猫の持つ同じ特性から発していると考えられます。

人も猫も、それぞれにお互いを選び、現在のような関係を築いてきました。これからも、私たち人と猫は、お互いに良い関係を構築し続けられる関係でありたいと思います。

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