犬が『耳掃除を嫌がる』心理4つ スムーズにお手入れをする方法とは?

『犬が耳掃除を嫌がる心理』についてまとめました。耳掃除を嫌がるときは、耳に触る練習から始める必要があるかもしれません。スムーズにお手入れをする方法を解説します。

犬にも耳掃除は必要なの?

犬の横顔、耳垢がたまっている

汚れが溜まることや菌が繁殖することを防ぐため、ニオイや痒みを防ぐため、耳の病気を防ぐため、犬にも耳掃除が必要です。

犬に起こりやすい耳の病気には「外耳炎」があります。耳の入り口から鼓膜までを通っている外耳道が炎症を起こす病気です。

外耳道はL字型に折れているため、「通気性が悪い」「湿度が高くなりやすい」「汚れが溜まりやすい」という3つの特徴があります。このことが、犬が外耳炎になりやすい理由です。

気温と湿度の高い蒸し暑い時期はとくに外耳炎になりやすいです。

このように、さまざまな理由で、犬の耳掃除が必要なのです。

犬が「耳掃除を嫌がる」心理

触られそうになって起こる犬

犬の耳掃除は欠かせないものなのに、その耳掃除を嫌がる犬も存在します。気持ち良さそうに掃除を受け入れる犬もいますが、なぜ嫌がる犬もいるのでしょうか。

そこで今回は、犬が「耳掃除を嫌がる」心理について解説します。もし愛犬が耳掃除を嫌がる場合には、そのときの心理を推察して正しく対応してあげましょう。

1.耳を触られたくない

耳を触られることに慣れていない犬は、耳掃除を嫌がります。

上手に耳掃除ができるようになるためのステップ1は、耳を触られることに慣れてもらうことです。

ポジティブな言葉をかけながら耳を優しく触ってみましょう。ご褒美は、誉め言葉だけでもOK。おやつを与えてもOKです。

触れることを嫌がらなくなったら、ステップ2は、耳の中をチェックされることに慣れてもらいましょう。

耳掃除をするためには、耳の中の汚れ具合など状態をチェックしなければなりません。

2.耳に液体を入れられて気持ちが悪い

「イヤークリーナー(耳の洗浄液)」を入れられるのを嫌がる犬は多いものです。耳掃除を嫌がる原因になりやすいです。

イヤークリーナーを使用すると、耳の中から汚れが自然と出てきます。その汚れを拭き取るだけで耳掃除ができるため、飼い主としては簡単で楽です。

しかし、経験と技術が必要なお手入れ方法なので、これをいきなりやってしまうと、耳掃除が大嫌いになってしまうかもしれません。

市販のイヤークリーナーもありますが、私は動物病院で購入し、実際に愛犬の耳掃除をしながら獣医師に指導してもらいました。ぜひこの方法をおすすめしたいです。

3.耳が痛い

耳に痛みがあるときは、耳を触られることも、耳掃除をされることも、ひどく嫌がります。

耳から異臭がする、茶や赤黒い耳垢が出ている、耳を執拗に掻くなどするときは、すでに炎症が起きているサインです。外耳炎などの病気の可能性があります。

すぐに動物病院で診てもらいましょう。

4.耳掃除が怖い

耳掃除を嫌がるからといって、逃げ回る愛犬を追いかけ回して捕まえていませんか。または、ひとりが愛犬の体を押さえつけ、もうひとりが耳掃除をするという方法でお手入れしていませんか。

威圧的な態度で愛犬をおとなしくさせたり、サッと短時間で済ませるために勢いで耳掃除をしたりすると、「耳掃除は怖いもの」と学習してしまうことがあります。

スムーズにお手入れをするためには、先にお話しした通り、ステップ1(耳に触る練習)と、ステップ2(耳の中をチェックする練習)から始めてみましょう。

犬の耳掃除の頻度

犬の耳をコットンで拭いている

なお、犬の耳掃除は「もしも汚れていたら…」のタイミングで構いません。「1カ月に1回」で十分です。

蒸し暑い時期、垂れ耳で通気性が悪い犬種、外耳炎になりやすい犬は、1週間~2週間に1回、耳が汚れていないかをチェックし、汚れていれば耳掃除をしましょう。

耳掃除をしすぎると、皮膚を傷つけてしまうことがありますので注意しましょう。

まとめ

耳掃除を嫌がる犬

犬が「耳掃除を嫌がる」心理を4つ解説しました。

  • 耳を触られたくない
  • 耳に液体を入れられて気持ちが悪い
  • 耳が痛い
  • 耳掃除が怖い

耳掃除を嫌がり、暴れたり噛んだりするときは、動物病院で処置してもらうのも方法のひとつです。飼い主と愛犬がお互いにケガをしないためにも、愛犬の耳の病気を防ぐためにも、良い判断だと思います。

トリミングサロンでの耳掃除は事前予約が必要な場合がありますが、動物病院での耳掃除は予約しなくても大丈夫ですし、耳掃除のためだけに来院しても大丈夫です。

料金は両耳500円~1000円程度です。耳の中を診察し、処置の必要がなければ「今日は耳掃除の必要はないですよ~」というときもあります。

愛犬の耳掃除について不安がある場合は、ぜひ一度、かかりつけの動物病院で相談されることをおすすめします。

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