■MLB オールスターゲーム ア・リーグ 5ー3 ナ・リーグ(日本時間17日、テキサス州アーリントン、グローブライフ・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(30)はオールスターゲームでナ・リーグの“2番・DH”でスタメン出場し、2打数1安打(1本塁打)3打点1四球。日本人選手初となるフェンスオーバーのホームランを放った。今永昇太(30、カブス)は1回、15球を投げて、被安打0、奪三振1、四死球0、失点0。初めてのオールスターでパーフェクトピッチングを見せた。
1回の第1打席は四球、そして、3回の第2打席はア・リーグ3人目T.ハウク(28、レッドソックス)から打球速度166.9キロ、飛距離121.9m、打球角度29度、4年連続4度目の出場でオールスター初アーチとなる1号。日本人選手初となるフェンスオーバーのホームランを放った。
そして、5回の第3打席はア・リーグ5人目M.ミラー(25、アスレチックス)と対戦。1球目は100.6マイル(161.9キロ)でストライク、3球目は101.8キロ(163.8キロ)、速いボールでカウント2-1と追い込まれると、最後は低め89マイル(143キロ)のスライダーで空振り三振。緩急で打ち取られた。
今永は4回、3対3の同点で登板。先頭のV.ゲレーロJr(25、ブルージェイズ)にはオールストレート勝負、力でセカンドゴロに打ち取ると、続くA.ラッチマン(26、オリオールズ)はスイーパーでオールスター初奪三振。
3人目のM.セミエン(33。レンジャーズ)にはストレートを捉えられたがレフトライナー、今永はグラブを叩いて喜び、1イニングをパーフェクトに抑えた。
試合はナ・リーグが3回に大谷のホームランで3点を先制したが、その裏、ア・リーグがJ.ソト(25、ヤンキース)の2点タイムリーなどで追いつき、5回には途中出場のJ.デュラン(27、レッドソックス)が勝ち越し2ランを放った。
今年のMVPは勝ち越しホームランを放ったア・リーグのJ.デュラン(27、レッドソックス)が初受賞となった。