愛犬を自宅でシャンプーしてあげようと思い実際に洗っている飼い主さんは多くいらっしゃいます。ママミングという言葉も出てくるほどそれは珍しいことでもないのですが、実際にやるのとできるのとでは違いがあり、大変苦労されている様子も見受けられます。ここでは自宅でシャンプーするために必要な道具やきれいに洗えるようにするためのポイントをご紹介しますので、少しでもシャンプーの大変さを軽減するためにもぜひ参考にしてみてください。
愛犬を自宅でシャンプーするときに揃えてほしい道具
愛犬を自宅でシャンプーするぞ!と決めてからいきなりシャンプーをするのではなく、まずは必要な道具をある程度揃えてから取り掛かることをおすすめします。
なぜなら、道具が揃っていないのにシャンプーをしてしまうといろんなことが中途半端になってしまい、それによって被害を受けてしまうのは愛犬自身だからです。
それを避けるためにもまずは道具を揃えてほしいと思いますのでいくつかご紹介します。
- シャンプー剤
- 泡たてネット
- 桶
- 保湿剤
- スリッカーブラシ
- 獣毛ブラシ
- コーム
- 吸水性の良いバスタオル
桶は小型犬であれば是非用意してもらえるといいのですが、絶対必要というわけでもありません。
ただ、桶があると犬をそこに入れて温浴させながら洗うことができたり、泡をいっぱい溜めてつけ置き洗いのようなこともできるので便利です。
また、使用するシャンプー剤もできるだけ良質なものを選んでほしいのですが、皮膚の状態によって選択するシャンプー剤もかわってくるため、一度皮膚を獣医師に見てもらうことをおすすめします。
特に異常がなければ保湿力の高いシャンプー剤を使うと、洗いながらも乾燥を軽減することができるため非常に使いやすいです。
そしてブラシ類ですが、愛犬の様子をよく観察して使い分けてもらえたらいいのですが、ドライヤーを当てるときはブラッシングしながら乾かしていきます。
しかし、スリッカーを嫌がるという子もいるため、獣毛ブラシやコームなどいろんな種類の道具を持っておくと、その時の様子に合わせて選択することが可能です。
なお、バスタオルですが特に吸水性の高いものを血眼で探す必要はなく一般的なバスタオルでも問題ないのですが、中には吸水性が弱いものや肌触りが硬いものもあるため、効率性や犬の皮膚への刺激のことも考えると吸水性が高く柔らかいものがおすすめです。
愛犬を自宅できれいに洗えるようにするためのポイント
さて、実際に犬を洗うときに用意する道具の中に泡たてネットがありましたが、あれは非常に重要で絶対に用意してほしいアイテムになります。
まずシャンプーの前にブラッシングをして、抜け毛や毛もつれ・毛玉といったものを除去するようにしてください。
それが終わったらいよいよシャンプーですが、犬をシャワーで濡らしてダイレクトにシャンプー剤を塗布するのはおすすめできません。
それをしてしまうと、犬の皮膚の上でごしごし泡を立てて洗うような形になってしまうため、犬の皮膚や被毛を傷つけてしまいます。
人間の洗顔のときにしっかり泡を立てて泡洗顔をしましょうと言いますが、それと同じでしっかり泡を立てて泡を乗せて優しく洗うようにします。
またしっかり泡を立ててから乗せることで泡が汚れを吸着してくれるので、ゴシゴシ洗いをしなくても汚れを落とすことが可能です。
1回目のシャンプーでさっと洗って流し、2回目のシャンプーでしっかりと洗っていきましょう。
1回目である程度汚れが落ちていれば2回目は1回目よりも長く泡が残るため、そうした泡の残り具合で汚れ落ちを判断するといいです。
指の間や耳の縁といった皮脂の多い場所は特に念入りに洗うようにすると、乾かすときにもなかなか乾かないという自体を防ぐことができます。
愛犬をシャンプーするときは保湿までセットがおすすめ
シャンプーをしっかりすすいだらリンスやトリートメントをしますが、できればタオルで水分を吸収したあとにドライヤーをする前に洗い流さないタイプの保湿剤も合わせて使ってほしいです。
先程人間の洗顔のお話を例として出しましたが、人間の保湿力のある洗顔といったような商品で洗顔しても、必ず最後は化粧水や乳液を使って保湿しますよね。
犬の皮膚も同じでむしろ人間よりも皮膚が薄いからこそ、しっかりと保湿剤を使って保湿をし守ってあげてほしいのです。
また、そうした保湿剤を使用することで皮膚はもちろん被毛を守ることができるため、毛もつれや毛玉をできにくくしたりほどきやすくしてくれるというメリットもあります。
そのあとはしっかりとブラッシングしながら乾かして、乾かし残しのないように注意し、きれいにしあげてあげましょう。
そこまでできれば完成です。
まとめ
今回は愛犬を自宅でシャンプーするときに揃えてほしい道具と、きれいに洗えるようにするためのポイントをご紹介しました。
一見難しそうに見えるかもしれませんが、ひとつひとつを丁寧にすすめていくと行き当たりばったりでやってしまうよりもずっと楽に終えることができます。
またただ楽なだけではなく実際の仕上がりやその後の生活でも皮膚や被毛の様子が違うのがわかるため、ぜひ丁寧にシャンプーをしてあげてください。
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