猫の困った『イタズラ』行動別の防止策4選 愛猫への正しい“NO”の伝え方も

猫のイタズラに頭を悩ませる飼い主さんは多いのではないでしょうか。飼い主に従順な犬と比べると猫のしつけは難しいといわれていますが、正しい伝え方をすることで「良くないこと」と理解しやすくなるかもしれません。今回は、猫のイタズラを防止する方法や、正しい「NO」の伝え方についてご紹介いたします。

1.爪とぎ禁止場所で爪を研ぐ

家具で爪を研ぐ猫

猫の爪とぎには、マーキングや獲物を捕らえるためのお手入れ、ストレス発散など、さまざまな意味があります。

本能による習慣でもあるため、爪とぎをやめさせることはできません。

そのため、爪とぎをして良い場所に愛猫が好む素材の爪とぎを設置するなど、思いっきり爪とぎができる環境を用意してあげることが大切です。

その他、壁や家具など猫に爪とぎをされたくない場所には、爪とぎ防止シートを貼ることで壁や家具が傷付くのを防げます。

2.ゴミ箱を漁る

ゴミ箱の中で遊ぶ猫

ゴミ箱を漁る猫にお困りの飼い主さんは多いのではないでしょうか。

ゴミ箱の中のものを引っ張り出して遊ぶのはもちろんのこと、人間の食べ物に興味を持ったりおやつのパッケージの匂いに誘われてゴミ箱を漁ってしまうこともあるようです。

しかし、ゴミ箱には生ごみや、触るとケガをしてしまうような猫にとって危険なものも捨てられているので、ゴミ箱へのイタズラ対策は必須と言えます。

蓋付きのゴミ箱や足で踏むと蓋が開くタイプのゴミ箱、蓋にロックがかけられるゴミ箱など、猫がイタズラしにくいものに変えると良いでしょう。

なかには、蓋を簡単に開けてしまう猫もいますので、その場合はゴミ箱の設置場所を猫が侵入できない場所に変更するのも有効な対策です。

3.噛み癖

飼い主の腕を噛む猫

猫の噛み癖は年齢やストレスなども関係しますが、飼い主さんの手や足をおもちゃだと勘違いしていることも原因のひとつです。

特に子猫のころに飼い主さんの手や足にじゃれついて遊んでいた場合、大人になっても飼い主さんの手足をおもちゃと思い込んで、噛み癖がついてしまうことがあります。

猫の噛み癖をやめさせるためには、手ではなくおもちゃを使って遊ぶことが大事です。

また、きちんと叱ることも重要で、普段の声より低い声で「コラ」「ダメ」など短い単語で注意すると、猫が「噛むのはよくないこと」と理解しやすくなります。

4.物を落とす

何かを見下ろす猫

テーブルや棚の上の物を、前足で器用に落とすイタズラに困っている飼い主さんは少なくないでしょう。

飼い主さんに構ってほしいときに注意を引こうと物を落とすこともあれば、興味本位で物を落としてその反応を楽しんだり、狩猟本能を満たす場合もあるようです。

物を落とす行動をやめさせるために重要なポイントは、テーブルや棚の上に猫が落としやすいものを置かないようにすることです。

また、猫が物を落としても反応しないようにするのも有効な対策のひとつです。

猫が物を落としたときに飼い主さんが注意したり、作業の手を止めて落とした物を拾いに行くと「物を落とすと飼い主さんが構ってくれる」と猫が学習してしまいます。

初めは猫と飼い主さんの根比べになるかと思いますが「物を落としても何も起きない」と猫が理解すると、そのイタズラは少なくなるのではないでしょうか。

正しいNOの伝え方

目を見開いて見つめる猫

猫がイタズラをしたときは注意しなければいけませんが、正しい伝え方をしないと効果がありません。

飼い主さんの注意を猫が完全に理解することは難しいかもしれませんが「イタズラをすると嫌なことが起こる」と認識させることで、猫がイタズラをやめる可能性が高くなります。

先ほども少し触れましたが、猫が何かイタズラをしているときは、その場ですぐに注意することが重要で、普段より低めの声で短い単語を使って伝えるようにしましょう。

イタズラをしたときは毎回必ず注意することも重要です。ほかの家族とも注意する内容を共有しておくことで、より猫が「良くないこと」と理解することができるでしょう。

そのほか、霧吹きを使う方法もオススメです。

爪研ぎ禁止の場所で爪を研いでいるときやテーブルに乗っているときなど、背後から霧吹きを吹きかけます。

体が濡れることを極端に嫌う猫は、イタズラの手をやめることがほとんどです。

誰が霧吹きを使っているのか猫に気付かれると、猫と飼い主さんがこれまで築いてきた信頼関係にヒビが入ってしまう可能性もありますので、霧吹きを使用する場合は慎重に行ってください。

まとめ

たくらみ顔の猫

いかがでしたでしょうか。

今回は、猫の「イタズラ」を防ぐための対策や、正しい「NO」の伝え方についてお話しいたしました。

猫のイタズラを防ぐには、イタズラができない環境作りをすることや、猫の習性や習慣を理解した対策を講じることが肝心です。

万が一猫がイタズラをしてしまったときは「イタズラをすると嫌なことが起きる」と猫に認識させることが重要で、根気強く向き合うことで徐々に猫が理解するようになるでしょう。

ときには、イタズラを防止するアイテムを使用しながら正しくNOを伝えて、猫も飼い主さんも快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

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