台風3号「ケーミー」などによる大雨の被害で、フィリピンで22人、台湾で3人が死亡しました。
AP通信によりますと、台風3号「ケーミー」が接近したことによる大雨で、フィリピンで25日までに、洪水と土砂崩れにより22人が死亡し、3人が行方不明になっています。
首都・マニラではコンテナが川に流されたり、車が水に浸かったりしたほか、腰の高さまで水位が増した街中を歩く人々の様子が見られました。
その後、台風3号は日本の与那国島の西を通過し、25日に台湾北東部に上陸。台湾メディアによりますと、南部の高雄では大雨により土砂崩れや洪水が発生しました。
台湾全土で78万世帯以上が停電したほか、これまでに3人が死亡し、380人がけがをしたということです。
AP通信によりますと、25日は全土で休業や休校の措置がとられました。
また、台湾国防部は25日、22日から実施されていた年に一度の大規模な軍事演習を台風3号に関する災害救助に対応するため、1日早く終わらせました。