紅麹原料を一定量含む製品　新たに5社を把握　小林製薬の報告に不備

小林製薬の紅麹料が使われている別の会社の製品について、小林製薬はこれまで厚労省に対し、「報告すべき量以上の紅麹原料が含まれている製品はない」としていましたが、実際には5社で製造されていたことが分かりました。

厚労省は小林製薬に対し、小林製薬の紅麹原料が使われている別の会社の製品について、一定量以上の紅麹原料を含むものなどを報告するよう求めていました。

今年4月までに小林製薬は自主点検を行い「該当する製品はない」としていましたが、その後、報告すべき量の紅麹原料を含む製品が5社で製造されていたことが分かったと厚労省が明らかにしました。

先週、自治体から厚労省に問い合わせがあり、発覚したということです。

これらのうち3製品は健康被害が出ている時期とは異なる時期に製造されていて、残る2製品については今年3月から自主回収を行っているということで、いずれも健康被害の報告はありません。

厚労省は小林製薬に対して、報告の対象となる製品が他にもないか改めて確認をした上で、今月31日までに報告をするように求めています。