お盆で行われる「迎え火」とはどんなもの?なぜ行うの?「送り火」との違いは?

2024-07-27 15:30

お盆の時期に行われるのが「迎え火」という儀式です。
しかし、なぜお盆の時期に「迎え火」をするのでしょうか?

今回はそんな「迎え火」について解説します。

「迎え火」とは

ここでは「迎え火」が何かを解説します。

先祖の霊の道標となる迎え火

「迎え火」とはお盆に戻ってくるご先祖様が迷わず家に戻って来られるように火を焚いて待つ風習のことです。

日本では古くから墓地や玄関先で「焙烙」と呼ばれるお皿におがらを重ね、火を焚くことによってその煙を頼りに霊が戻ってくると信じられてきました。

おがらは麻の皮部分を剥いた後に残った芯部分のことです。
古くから麻は邪気を清めるとされ「迎え火」などで重宝されてきました。

ちなみに、昔は直接地面に火を焚いていたものの現在は火事や住宅事情の配慮から「焙烙皿」を使用するのが一般的となっています。

こうした「迎え火」は現代の日本にも残っており、地域によっては別の形で執り行われている場合もあるそうです。

行い方は宗派によって異なる

宗派によっては「迎え火」を行う地方もありますが、逆に行わない地方もあります。

これは地域に根付いた習慣などによっても変わってきます。
特に「迎え火」は各地域の宗派だけでなく、その家や本人の宗派に合わせて行うのが一般的です。

そのため、必ずしも行わなければならないものではありません。
行い方に関しても宗派によって変わってきます。

迎え火を行う時期や場所

「迎え火」は毎年お盆の時期になると行われます。

お盆は8月13日~16日前後の期間とされます。
日本ではお盆の時期になるとご先祖様の霊が現世に帰ってくると信じられており、この時期に墓参りなども行うのが特徴です。

「迎え火」もそんなご先祖様を迎えるための儀式です。
なお「迎え火」の場所は特に決まっているわけではありませんが、墓地や玄関先が一般的とされます。

迎え火と関連する「精霊馬」と「盆提灯」

ここからは「迎え火」に関係している「精霊馬」や「盆提灯」について解説します。

精霊馬とは

「迎え火」では「精霊馬(しょうろううま)」を用意します。

「精霊馬」はご先祖様の霊が家に帰るために乗る乗り物のこと。
主に「なす」や「きゅうり」に箸を突き刺して作るのが一般的となっています。

盆提灯とは

「迎え火」では「盆提灯(ぼんちょうちん)」も用意します。

「盆提灯」はご先祖様の霊が家に戻るために使用する灯りのこと。
主な形状としては吊るすタイプの御所提灯(ごしょちょうちん)、床や畳に支えを立てて使う大内行灯(おおうちあんどん)などがあります。

「送り火」との違い

ここからは「送り火」との違いを解説します。

送り火とは

「送り火」とはお盆に帰ってきたご先祖様をあの世に送り出すために火を焚く風習を意味します。

「迎え火」はご先祖様の霊が迷わず戻って来られるように火を焚くのに対し「送り火」は送り出すために火を焚くのが特徴です。

その点が両者の違いとなるのではないでしょうか。
ただし、どちらもセットとして扱われることがあいます。
そのため、「迎え火」を行ったら「送り火」も行うのが普通です。

そうしないと現世に帰ってきたご先祖様があの世に戻れなくなってしまいます。

送り火もやり方は様々

「迎え火」と同じく墓地や玄関先で「焙烙」におがらを重ね、火を焚くことによって霊を送り出します。

地域によっては墓地や玄関先だけでなく、海や川や山など様々な場所で「送り火」を行っているのが特徴です。
中には祭りのように盛大に執り行うものもあります。

例えば、京都の「大文字焼き」も実は「送り火」の一種です。
「大文字焼き」は山の表面に火を放ち「大文字」を描く儀式です。
これは京都の名物にもなっています。

他にも日本では「灯篭流し」などの別の形の「送り火」が行われる場合もあります。

まとめ

お盆に欠かせない儀式の1つ、それが「迎え火」です。
これはご先祖様が迷わず家に帰って来られるよう、明かりを灯す一種の儀式のようなものです。

対して、ご先祖様を送り出す際に明かりを灯すことを「送り火」と言います。

日本では古くから行われている儀式なので、お盆の時期にはぜひ執り行ってみてはいかがでしょうか?

  1. 島根・出雲市駅近くの商店街で火災…延焼続く 「民家から火が出ている」と通報 数軒が燃えているか【news23】
  2. 【 ヒロシ 】修理から戻ってきたKH250 「盗んでないバイクで走り出しました」久々のツーリングを満喫
  3. 【速報】KDDIに不正アクセス 最大1422万件のアドレスやパスワードが流出か 利用者に早急にパスワード変更するよう呼びかけ
  4. 東京・北区の小学校火災 臨時の保護者説明会を実施 仮の移転先で授業を行うなど今後の対応について説明 校舎解体し建て替えの検討も
  5. 「私は瞬間湯沸かし器のような部分がある」デヴィ夫人の初公判 弁護人が起訴内容おおむね認める 自身の事務所の女性従業員ら2人に対し暴行を加えた罪
  6. トランプ大統領 22日にホルムズ海峡から運ばれた石油「過去最高」の1900万バレルと表明 イランが核査察「永久に」受け入れ合意とも主張
  7. 傘は「クロス持ち」「骨を意識」で雨に濡れにくい? 持ち方ひとつで変わる!“濡れにくい傘の持ち方”とは?【Nスタ解説】
  8. 物価高にうれしい「家具の詰め放題」 18万円分割引きに発案者は苦笑い… 100円で野菜詰め放題も
  9. 偽装結婚ブローカーか 韓国籍の女を逮捕 不倫相手の女性に会うため在留資格を得る目的の韓国籍の男にホストクラブの支払いで金に困った女紹介 警視庁
  10. 元参議院議員・大野泰正被告に罰金60万円 自民党裏金事件をめぐり 国会議員を務めた被告への判決は初
  11. “ダブル台風”が週末に日本接近へ 台風7号は関東に直撃も?【Nスタ解説】
  12. 天皇皇后両陛下 ベルギーで歓迎式典に出席 国王夫妻とブリュッセル市庁舎のテラスに姿見せ 広場は「歓迎ムード一色」に