イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織「ハマス」の最高指導者・ハニヤ氏が殺害されたことについて、中国政府は「暗殺に断固反対する」と非難しました。
イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織「ハマス」は31日、声明で、最高指導者のハニヤ氏が訪問先のイランでイスラエルによって殺害されたと明かしました。
中国外務省の林剣報道官は会見で、ハニヤ氏殺害がイスラエルの犯行かどうかの見解について言及を避けたうえで、次のように述べました。
中国外務省 林剣報道官
「私たちは事件に大きな関心を持っていて、暗殺行為に断固反対し、非難する」
そのうえで、林報道官は「中国は一貫して交渉や対話を通じ、地域紛争を解決するよう主張する」と強調。パレスチナ自治区・ガザについて、「早期に全面的停戦を実現し、衝突のさらなるエスカレートを避けるべきだ」という立場を改めて示しました。