![被害額は約1億6000万円 千葉・船橋市の76歳の女性が詐欺被害か](/assets/out/images/jnn/1334543.jpg)
千葉県船橋市の76歳の女性が、警察官を名乗る男らに現金およそ1億6000万円をだまし取られました。
警察によりますと、今年2月、警察官や検察官を名乗る複数の男から、船橋市の76歳の無職の女性に対し、「あなたの通帳に詐欺被害の金が振り込まれている」「このままだと逮捕状が出るかもしれない。口座に入っている金を調べるので、金を送ってほしい」と、うその電話がありました。
女性は今年5月までの間に銀行口座から数十回にわたって、一日の限度額分の現金を下ろし、あわせておよそ1億6000万円を都内の複数のアパートに郵送したということです。女性は銀行の預金のほか、年金や投資信託を解約して金を集めていました。
その後、男らのグループの1人が総務省の職員を名乗り、「あなたの携帯から迷惑メールが送信されている」と、うその電話をかけ、女性が総務省に確認したところ、詐欺であることが発覚したということです。警察は詐欺事件として捜査しています。
県は、電話に出る前に留守番電話などを利用し、相手の声や番号を確認するなどして、詐欺被害にあわないよう注意を呼びかけています。