ドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告の違法賭博事件で、元締めの男が司法取引に合意し、違法賭博を運営したなどの罪を認めることが分かりました。
アメリカ司法省によりますと、マシュー・ボウヤー被告(49)は、少なくとも去年10月までの5年間、カリフォルニア州内の複数の場所で違法なスポーツ賭博を運営した罪や虚偽の納税申告をした罪など、3つの罪について問われています。
水原被告は700人以上いたボウヤー被告の顧客のうちの一人とされていて、ボウヤー被告を通じて、2年4か月の間に少なくとも1万9000回にわたり、違法賭博を行っていました。
ボウヤー氏は違法賭博の運営で2022年だけで400万ドル、日本円でおよそ6億円を得ていました。
ボウヤー氏には最大で18年の禁錮刑が科されますが、罪を認める司法取引に合意していて、減軽される見込みです。
一方、水原被告は6月に大谷翔平選手の口座から日本円でおよそ25億円を不正送金した罪などを認めていて、10月25日に量刑が言い渡される予定です。