東京女子医科大学の同窓会組織をめぐり、不正なカネの流れが指摘されている問題で、第三者委員会が問題の背景に“理事長の1強体制があった”などとする調査結果をまとめました。
【動画】“理事長1強体制”に問題 東京女子医大の第三者委が報告書を公表「ガバナンス機能が封殺された」「抜本的な改革必要」
東京女子医科大学の同窓会組織「至誠会」をめぐっては、勤務実態がない職員に給与が支払われていた疑いがあるとして、警視庁が今年3月、大学本部や岩本絹子理事長の自宅などを家宅捜索しています。
きょう午後、大学が設置した外部の有識者による第三者委員会が調査結果を報告しました。
この中で第三者委員会は、大学が推薦入試の受験生から寄付金を受け取ったとされていることについて、「公平さを欠く」などと指摘しました。
そして、一連の問題の背景には岩本理事長の「1強体制」があったとして、「ガバナンス機能が封殺された」などと厳しく批判。「抜本的な改善・改革が必要」とも指摘しました。