日経平均株価が過去最大の下げ幅を記録したことを受け鈴木財務大臣は「内外の金融市場の動向について日銀と連携して注視する」との姿勢を強調しました。
鈴木俊一財務大臣
「株価の方の下落については、当然ですけれども私も強い関心を寄せておりまして、政府として内外の経済金融市場の動向等について日本銀行とも連携をしながら、緊張感を持って注視をする」
そのうえで、新NISAなどを活用し投資を始めたばかりの人に動揺が広がっていることについては「相場の下落等の市場変動が進む中にあっても長期・積立・分散投資の重要性を考慮して冷静に判断をしていただきたい」と呼びかけました。
また、株価の下落要因となっている円高の進行については「円の水準はファンダメンタルズを反映して決められるものであって、安定的に推移することが望ましい」、「為替相場の動きを注視していきたい」としてこれまでの考えを改めて強調しました。