50年以上続く異色の保護施設「猫のボートハウス」、アムステルダムの観光名所に

2024-08-07 06:00

オランダ・アムステルダムの運河に浮かぶキャット・ボートは、猫の保護施設です。50年以上前から猫の福祉のために運営されていて、いまでは観光客にも人気のスポットになっています。

50年以上前から猫を保護してきた「ボート」

金網のあるバルコニーから外を見る猫

画像はイメージです

アムステルダムの運河には、何千隻もの「ボートハウス」が係留されています。しかし、その中で、もっともかわいらしい住人が乗っているのは、間違いなく「キャット・ボート」(De Poezenboot)でしょう。

実はこのキャット・ボートは「猫の保護施設」として使われているのです。しかも50年以上も前からずっと機能しています。

「猫は水が嫌いなものですが、ここの猫は違います。水上生活が気に入っているようです。だってここでは、1968年からずっと猫を濡らすことなくちゃんと世話してきたのですから」と同施設のホームページには書かれています。

キャット・ボートを始めたのは、保護された猫を引き取って世話をするのが大好きだったvan Weelde夫人です。人々がどんどん猫を持ち込んでくるのでスペースが足りなくなったとき、彼女は誰もやったことのないことを始めたのです。それは、ボートハウスを購入して保護猫を世話することでした。

以来、キャットボートは何度も新しいものに買い替えられましたが、その使命は変わらないままいまも続いています。

できるだけ多くの猫を助けたい

アムステルダムのまちにたたずむ猫

画像はイメージです

「わたしたちの目標はシンプルです。できるだけ多くの困っている猫を助けること。保護猫のほか、もう世話ができなくなった飼い猫やネグレクトされた猫も含みます」(同ホームページより)

キャット・ボートは、年間250匹以上の猫に新しい飼い主を見つけてきました。しかし、なかにはそのままボートに住み着いた猫もいます。

そんな常駐猫の中には、窓から落ちてケガをしたため飼い主家族が手放した「ハンサムで勇敢な」Orfeasや、眼球を失った「年配の紳士」Beyazなどがいます。

人気の観光スポットに

アムステルダムにあるキャットボート

キャット・ボートは、猫好きな観光客たちに大人気のスポットでもあります。アムステルダム市内にはさまざまな観光名所がありますが、わざわざこのボートを訪ねてくる人々があとを絶ちません。

世界中から人々がやってくるキャット・ボートですが、猫たちの迷惑にならないよう、訪問時間は限られているそうです。

あなたもアムステルダムでかわいい猫に会いたくなったら、ここを訪れてみてはいかがですか。

出典:Amsterdam's Beloved 'Cat Boat' Lives Up To Its Name In The Very Best Way

関連記事

猫が人間に『好影響』を与えること5つ
柴犬に『シャイな黒猫』がとった行動…まさかの『チャレンジ』が尊すぎると39万再生「迷ってるの可愛い」「ときめいた」の声
猫の近くで『雷』がなった結果…まさかの『ホラー映画すぎる雰囲気』が笑えると282万表示「こわいこわいww」「ワロタw」と爆笑の嵐
『パパとママのご飯を狙った猫』怒られた結果…露骨すぎる『まさかの表情』に爆笑「握手の瞬間に吹いた」「メンチ切ってて草」と15万再生
猫が「あごのせ」してくる5つの心理

  1. フィギュア五輪代表、千葉百音が女子最後の1枠に「すべてをかけてきた」「納得のいく結果を残せるように」
  2. ミラノ五輪代表発表!佐藤&三浦が初の五輪切符、全日本Vの鍵山とともに悲願の大舞台へ 女子はシニア1年目中井&千葉が内定
  3. 南アフリカで銃撃事件 9人が死亡、10人が負傷 銃撃犯は10人以上か 逃走中
  4. 自動車整備の工場で火事 40代男性がやけどで病院に搬送 横浜市泉区
  5. 天皇ご一家 戦時中の写真展鑑賞 「戦後80年」訪問締めくくり 次世代の語り部らに質問重ね
  6. 坂本花織が5連覇、ミラノ五輪一発内定!大混戦制しラスト全日本で有終の美、ジュニア島田が2位、千葉が3位
  7. ソファでくつろいでいた『猫とお父さん』を見たら…思わず撮影した『まさかの瞬間』に4万いいね「座り方よw」「シンクロしてて笑った」
  8. 『愛情を注がれている猫』がみせるサイン5つ あなたの想いに応えてくれているかも?
  9. 『寒さに弱い犬種』5選 寒がりなワンコの特徴や本格的な冬を迎える前にすべき防寒対策とは?
  10. そろりそろりと近づいてくる子猫→『飼い主が起きていると気付いた』次の瞬間…尊すぎる行動に「言葉を失う可愛さ」「ハートを奪われた」と話題
  1. 坂本花織が5連覇、ミラノ五輪一発内定!大混戦制しラスト全日本で有終の美、ジュニア島田が2位、千葉が3位
  2. 自動車整備の工場で火事 40代男性がやけどで病院に搬送 横浜市泉区
  3. 【がん闘病】歩りえこさん 1日のトイレ回数は「最低50回」 「常に紙オムツ装備」「腸の調子を感じ取り、その日の腸に合わせて薬を選ぶ」
  4. 南アフリカで銃撃事件 9人が死亡、10人が負傷 銃撃犯は10人以上か 逃走中
  5. 天皇ご一家 戦時中の写真展鑑賞 「戦後80年」訪問締めくくり 次世代の語り部らに質問重ね
  6. 『愛情を注がれている猫』がみせるサイン5つ あなたの想いに応えてくれているかも?
  7. 【 森日菜美 】 「2026年カレンダーは、国宝級のかわいさです」 撮影1か月前からジム通い「結構ボディーが引き締まったなって」
  8. ミラノ五輪代表発表!佐藤&三浦が初の五輪切符、全日本Vの鍵山とともに悲願の大舞台へ 女子はシニア1年目中井&千葉が内定
  9. 『寒さに弱い犬種』5選 寒がりなワンコの特徴や本格的な冬を迎える前にすべき防寒対策とは?
  10. ソファでくつろいでいた『猫とお父さん』を見たら…思わず撮影した『まさかの瞬間』に4万いいね「座り方よw」「シンクロしてて笑った」
  11. フィギュア五輪代表、千葉百音が女子最後の1枠に「すべてをかけてきた」「納得のいく結果を残せるように」
  12. そろりそろりと近づいてくる子猫→『飼い主が起きていると気付いた』次の瞬間…尊すぎる行動に「言葉を失う可愛さ」「ハートを奪われた」と話題