政権交代に向け「最大のチャンス」も…立憲の代表選に6割以上の人が「関心がない」 立憲民主党の代表選挙が来月23日に

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-08-07 17:09

立憲民主党は党の代表選挙を来月23日に行うことを決めました。現職の泉代表と枝野前代表が立候補に意欲を示していて、2人そろって立候補すれば、“新旧代表対決”となります。

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立憲民主党 岡田克也 幹事長
「9月23日に臨時党大会を招集するということになります」

立憲民主党は先ほど、両院議員総会を開き、泉代表の任期満了に伴う党の代表選挙を来月7日告示、23日投票の日程で行うことを決めました。

立憲民主党 泉健太 代表
「国民の期待に応えていくという姿勢、これを立憲民主党としてもしっかり持ってまいりたい」

自民党の裏金事件などをめぐり、岸田内閣の支持率が低迷する中、党内からは政権交代に向け、「最大のチャンス」との声も上がる一方、最新のJNNの世論調査で立憲の代表選について、6割以上の人が「関心がない」と答え、注目度は上がっていません。

立憲民主党 泉健太 代表(先月31日)
「これまでの歩みを振り返って、改めて、次の立憲民主党に何が必要なのかということの答えをまた自分自身としても出していきたい」

現在までに立候補を表明した議員はいませんが、動向が注目されるのが、再選に意欲を示す現職の泉代表と前代表の枝野氏です。複数の関係者によりますと、枝野氏も現在、「立候補を熟慮している」として出馬を模索しています。

実現すれば“新旧代表対決”となりますが、党内からは厳しい声も。

立憲民主党 小沢一郎 衆院議員(きのう)
「政権取るにはまず、野党協力体制を作っていかなきゃならない。残念ながら(泉代表体制では)この3年間、進展してこなかったということだから、これでは困ると」

党内の重鎮・小沢議員は泉代表の党運営について、「野党連携が3年間進展しなかった」などと批判。一方の枝野氏も、2021年の衆院選で自民党に大敗し、その責任を取って代表を辞任していることから、出馬をけん制する声も。

立憲中堅議員
「(枝野氏は)選挙の禊が済んでいない。今回は代表選に出ない方がいいのではないか」

こうした声を背景に、今後、「第3の候補者」を摸索する可能性もあります。

同じ時期に自民党の総裁選も控える中、「政権交代を掲げる野党第一党」として存在感を示すことができるのでしょうか。

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