猫が『誤飲・誤食』したときの危険すぎるNG行為3選 正しい対処法で冷静な対応を

2024-08-08 17:00

愛猫との暮らしに誤飲・誤食はつきものです。慌てずに対処するにはどうすれば良いのか、飼い主さんも悩んでいるかもしれません。今回は、誤飲・誤食時に絶対にやってはいけない行為を3つ紹介します。適切な対応策もあわせて解説するので、今後のためにぜひ一読してみてください。

1.無理やり吐かせる

横向きで口を開ける猫

身のまわりには、猫にとって危険なものがいっぱいです。ヒモをはじめ、ゴム(輪ゴム、ヘアゴムなど)、ティッシュペーパー、ポリ袋、スポンジ、縫い針、画鋲、ボタン電池、タバコなど、数えればキリがありません。猫用のおもちゃでさえ、飲み込むと大変なことになります。

誤飲や誤食時にいちばん危険なのは、無理やり吐かせることです。背中を激しく叩いたり、逆さまにして強く揺さぶったりするのは、とにかくNG。絶対にやめてください。

もし運よく吐かせることができたとしても、異物がとどまった食道や胃腸などの消化管を大きく損傷してしまう可能性があります。正しい処置さえすれば無事だったはずが、初期対応を誤ったばかりに愛猫を傷つけてしまう。そんな事態は最大限に回避したいものです。

誤飲・誤食時に飼い主さんが慌てるのはしかたがないことですが、人間の感覚で対処すると、最悪の結果を招くことにもなりかねません。異物トラブルが起こっても、できるだけ冷静さを保つようにしましょう。

2.口やお尻から出た異物を引っ張る

ヒモで遊ぶ猫

前項とも関連しますが、口やお尻からのぞいた異物(たとえば、ヒモ状のもの)を引っ張るのも避けてください。無理して引っ張ると、やはり、消化管の粘膜などを傷つけてしまう恐れがあります。何とかして助けるつもりが、かえって愛猫を苦しめてしまうだけです。

ちなみに、長いヒモ状のものを飲み込むと、嘔吐をはじめ、食欲不振、腹痛などの症状を引き起こします。放置しておくと、腸の壊死や腹膜炎にまで悪化。深刻な場合は命を奪われてしまうこともあります。

3.動物病院の受診前にフードや水を与えてしまう

フードと水、見上げる猫

異物を飲み込んだ可能性があるものの、愛猫が変わらず元気だと、いつも通りにフードや水をあげる飼い主さんもいるかもしれません。

心配になって翌日、動物病院でレントゲン検査すると、やはり、異物が見つかります。本来なら内視鏡手術で除去するだけですが、食べてしまったフードで胃の中がいっぱいになっているために、それもできません。手の施しようがなければ、そのうち、腸閉塞の発症の可能性もあります。

誤飲・誤食の疑いで動物病院へ行く際は、スムーズな治療解決のためにも、事前のフードや水は控えてください。

誤飲・誤食時の適切な対処法とは?

エコー検査中の猫

まずは、愛猫の誤飲・誤食が起こった時点で、落ち着いて状況を把握しましょう。その際、チェックするのは、どんなもの(種類や形、大きさ)を、どの程度の量、どんなタイミングで口に入れてしまったのか、という情報です。

次に、動物病院へ連絡してください。ひと通りわかったことを、獣医師さんにできるだけ詳しく説明できると適切な対処につながります。自己判断はせずに、獣医師さんの指示に従うことが大切です。

受診後は、触診をはじめ、レントゲン検査、超音波検査などが行われます。治療法は、症状によってさまざま。たとえば、胃の中に異物があるケースでは、催吐剤の使用や胃洗浄、内視鏡手術などの方法があります。飲み込んだモノや異物がとどまる箇所によっては、開腹手術も選択肢です。

まとめ

ヘアゴムで遊ぶ猫

好奇心旺盛な猫は、いろんなものを口にしたがります。夢中で遊んでいる最中に、誤って飲み込んでしまうことも珍しくありません。普段の暮らしには、猫にとっての危険が満ちあふれています。

それでも、正しい対応策を心得ておくと、誤飲・誤食があっても、被害を最小限度に抑えられます。今回は、誤飲・誤食時のNG行為をもとに、適切な処置について解説しました。肝心なのは、どんなことが起こっても、飼い主さんが冷静でいること。パニックや動揺は愛猫を不安がらせる要因にもなります。

誤飲・誤食防止には、猫にとって何が危険かを知り、愛猫の見える範囲には置かないなど、日頃からのケアがとても重要です。

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