8年前の台風10号災害で高齢者グループホームの入居者などが亡くなった岩手県岩泉町では、避難所を開設して台風5号の接近に備えています。現場から中継です。
【動画】8年前の台風災害で高齢者グループホームの入居者などが亡くなった岩手・岩泉町 10か所の避難所を開設 台風接近に備える
岩手県岩泉町の岩泉町民会館に開設された避難所です。現在、町内全域に避難指示が発令されていて、こちらの避難所には21世帯52人が避難しています。
統計開始以来初めて台風が東北地方の太平洋側に上陸した8年前の台風10号で大きな被害が出た岩泉町では、町がきょう午前9時に10か所の避難所を開設し、台風の接近に備えています。
2016年8月に発生した台風10号災害では、岩泉町内の高齢者グループホームの複数の入居者が亡くなったほか、局地的に降った激しい雨で河川が氾濫し、道路の寸断による住民の孤立などの大きな被害が出ました。
今回の台風5号が同様のコースを通っていることから、避難している人の中には「台風10号のときには大きな被害があり、怖い思いをしたので早めに避難した」と話す人もいます。