■プロ野球 DeNA 4-5 ヤクルト(11日・横浜スタジアム)
DeNAはヤクルトに1点差で競り負け、連勝は3でストップとなった。試合は3点を追う4回裏、5番・宮﨑敏郎(35)の第9号3ラン本塁打で同点に。しかし7回表、2番手で登板した山﨑康晃(31)が2番・長岡秀樹(22)に2ラン本塁打を放たれ勝ち越しを許した。8回裏、またも宮﨑の適時打で1点差とするもあと1歩届かなかった。
前日の試合では2回までに7得点を挙げるなど今季最多19安打、14得点。この試合で2番・梶原昂希(24)、3番・佐野恵太(29)、7番・松尾が猛打賞。6番・牧秀悟(26)は4打点の活躍。投げては先発・大貫晋一(30)が7回4失点(自責2)で4勝目、ヤクルトに2戦目でカード勝ち越しとなった。
この試合の先発・ケイ(29)の立ち上がりは1回、先頭の増田珠(25)から空振り三振を奪うも2番・長岡にライトスタンドへのソロ本塁打を浴び先制を許した。いきなり1点を失うも3番・オスナ(31)を遊ゴロ、4番・村上宗隆(24)のレフトフェンス直撃の安打を二塁上でアウトにし追加点を与えず。
その裏、ヤクルトの先発・奥川恭伸(23)に対し先頭の桑原将志(31)が二ゴロ、2番・梶原昂希(24)が空振り三振に倒れ2死に。3番・佐野恵太(29)が中安打を放ち出塁するも4番・オースティン(32)は遊ゴロに抑えられ繋ぐことができなかった。
3回表にはこの回先頭の8番・岩田幸宏(27)に三塁線へのセーフティバントを決められ出塁を許すと9番・奥川に送りバントを決められ1死二塁に。続く1番・増田の打球はライトへの適時二塁打となり2点目を失った。さらに2番・長岡にもセンターへの適時打を放たれ3ー0とリードを広げられた。
ケイは4回表に満塁のピンチを迎えるも無失点に。その裏、3点を追う展開となった打線は2番・梶原が中安打を放つと盗塁を決め、無死二塁に。3番・佐野は四球を選択し走者は一、二塁。4番・オースティンは一邪飛も5番・宮﨑の打球はレフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打となり同点に追いついた。
5回裏には2死走者無しから1番・桑原が四球で出塁。2番・梶原は右二塁打を放ちチャンスを広げると走者二、三塁に。しかし3番・佐野は中飛に倒れ好機を活かせず。
ケイは6回101球を投げ5安打3失点で降板。7回表から2番手・山﨑がマウンドに上がった。しかし1死走者無しから代打・太田賢吾(27)にショートへの内野安打、1番・増田の送りバントで2死二塁に。迎えた2番・長岡にライトスタンドへの2ランを浴び勝ち越しを許した。
2点差となり8回表はウィック(31)が登板、6番・松本直樹(30)に右安打を放たれ走者を出すも7番・山田哲人(32)の打球をセンターを守る桑原が飛び込み好捕。無失点に抑えた。
その裏、ヤクルト4番手・田口麗斗(28)に対し2死走者無しから4番・オースティンが投安打と失策で二塁まで進むと5番・宮﨑にセンターへの適時打が飛び出し1点差に詰め寄った。
9回表は4番手・ウェンデルケン(31)がマウンドに上がり無失点に。打線は1点を追いかける9回裏、ヤクルトの5番手・小澤怜史(26)に対し6番・牧が四球で出塁も得点に繋がらず試合終了。DeNAはヤクルトにカード勝ち越しの2連勝をするも3タテとはならなかった。