520人が犠牲となった日航機墜落事故からきょうで39年です。墜落現場となった御巣鷹の尾根を目指し、遺族らが慰霊登山を行っています。
【動画】「88の母親に行ってくるねと」兄を24歳で亡くした男性は息子と一緒に慰霊登山 日航機墜落事故から39年
群馬県上野村には早朝から関係者の姿があり、遺族の高齢化が進むなか、杖をつきながら慰霊登山する人が多くみられました。
「事故の記憶を繋ぎたい」と、息子と登山する竹永利明さんは、兄を24歳で亡くしました。
兄を亡くした竹永利明さん
「88の母親に行ってくるねという話はして、『私も行きたいけど』と言うけど、(88歳の母は)実際来られないので、そういう想いも背負ってきょう来ました」
竹永利明さんの息子
「父も60になるところなので、そんなにこの先も登れないと思うので、あと数回一緒に行って」
この事故は39年前のきょう、羽田空港発大阪行きの日本航空123便が墜落し、520人が亡くなったものです。
日本航空によりますと、午後2時までに66家族227人の遺族が慰霊登山し、事故があった午後6時56分には黙とうが捧げられる予定です。