ご紹介するのは、屋外飼育されていたチワワの物語です。保護主さんや新しい飼い主さんとの出会いは、孤独だったチワワを新しい犬生へと導きました。
Instagramアカウント「tanpopo4153」に投稿された1本の動画が話題となっています。外で飼われ、野良猫と一緒に餌を食べていたチワワが保護されて…!?その奇跡的な物語に「本当に涙が出ます…」「過酷な生活してたんだな」「生きて行く為に必死だったんだね」と16万6000回再生され、大変な反響を呼んでいます。
屋外飼育されていたチワワ
話題の動画を投稿したのは、茨城県で動物愛護推進員として活躍する『tanpopo4153』さん。野犬から産まれた仔犬を捕獲するなど、日々里親探しに尽力しているそうです。
今回の主役はチワワの『アトム』くん。白黒の長毛が素敵なアトムくんですが、驚くべきことに長年屋外で飼われていたのだそう。野良猫と一緒にキャットフードを食べて命を繋いでいたといいます。
過酷な環境の中必死に生きていたアトムくんですが、引き取ってからもなかなかご縁に繋がらなかったといいます。
出会いと別れ
定期的に犬猫の譲渡会を行っている『tanpopo4153』さんですが、アトムくん保護から半年、ついに新しい飼い主さんが見つかりました。
引き渡しの際、アトムくんはゲート越しに『tanpopo4153』さんの顔をじっと見つめてきたそうです。その表情は「僕も帰る、連れて帰って」と言っているようだったといいます。しかし正式な飼い主さんの元で暮らすことが幸せだと考え、後ろ髪を引かれる思いで帰宅したそう。
帰宅後、新しい飼い主さんから、しばらく後追いして鳴いていたとの話を聞き、分かっていることとはいえ別れの悲しさで胸がいっぱいになったといいます。保護犬が新しい飼い主さんと出会うその裏には、必ずお別れが付いてくるもの。それは嬉しくもあり悲しくもあり、毎回複雑な思いになるとつづっています。
新しい犬生の訪れ
別れのあとも、新しい飼い主さんからアトムくんの近況の連絡がたびたびあったそう。それは「1時間も散歩した」「おやつを食べた」など、微笑ましいものばかり。
『tanpopo4153』さんの献身によってつながれた命は、本来どんな犬にも享受されるはずの「温かくて幸せな暮らし」に向けて、新しい一歩を踏み出したのでした。
コメントでは「レスキューしていただいて本当にありがとう」「これから本当の犬生が送れるね」「これからは幸せに過ごせますように」などの声が寄せられました。また、「保護してお世話して情が移りますよね」「飼い主が見つかるまで世話してもらえたことはアトムくんきっと忘れないと思います」と、保護主さんの気持ちに寄り添う声も多数寄せられています。
Instagramアカウント「tanpopo4153」では、犬猫の保護活動について随時公開中。是非チェックしてみてくださいね!
写真・動画提供:Instagramアカウント「tanpopo4153」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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