オーストラリアで12日、ホテルにヘリコプターが墜落した事故で、操縦していた男は無免許だったと地元メディアが報じました。男はこの事故で死亡していますが、事故当時、酒に酔っていた可能性もあるということです。
この事故は、オーストラリア北東部のケアンズで12日未明、観光用の小型ヘリコプターがホテルの屋上に墜落したものです。
この事故で、操縦していた男が死亡、宿泊客2人がけがをし、一時、およそ400人が避難しました。
地元メディアは13日、墜落したヘリコプターを操縦していたのは、ニュージーランド出身の24歳の男で、ヘリ所有会社の地上職員だと伝えました。
男は、ニュージーランドのヘリ免許は持っていたものの、オーストラリアの免許は持っていなかったということです。また、事故直前まで開かれていた自らの送別会で酒を飲んでいて、その後、深夜に空港のヘリ格納庫に侵入したとみられています。
ヘリコプターは、離陸後わずか数分でホテルの屋上部分に衝突したとみられ、ホテル敷地内のプールや80メートル離れた路上に機体の一部が落下するなどしました。
墜落したホテルには、夏休みで現地を訪れていた日本人も多く宿泊していましたが、けがはなかったということです。