14日の東京株式市場で、日経平均株価は前の日より209円高い3万6442円で取引を終えました。
取引開始直後には一時400円以上値上がりする場面もあったものの、一転、下げに転じるなど、売りと買いが交錯する展開となりました。
日本時間のきょう夜にアメリカの消費者物価指数の発表を前に、積極的な売買が控えられました。
午前10時半前に岸田総理が自民党の総裁選に出馬しない意向と報じられると、円相場が一時的に1円近く円高方向に進んだほか、東京株式市場でも買い注文がふくらみ、株価が一時的に値上がりする場面もありました。
市場関係者は、「次期総裁が誰になるのか、円安是正などを巡りどのような金融政策をとるのかに注目が集まっている」「現時点では次期総裁の金融政策を市場に織り込むための材料が不足している」などと話しています。