猫の食事を左右する『良い食器・悪い食器』それぞれの特徴3つ

2024-08-14 20:20

猫の快適な食事を支えるためには、適切な食器の選定が重要です。猫の食事環境に大きな影響を与える要素となるので、「安いから良い」「かわいいデザインだから良い」と決めるのは、控えたほうがいいでしょう。それでは良い食器・悪い食器にはどんな特徴があるのでしょうか?

良い食器の特徴とは?

高さのある猫用食器

猫にとって良い食器とは、猫の健康をサポートし、食事のストレスを軽減するようなものです。

1.安全性の高い素材が使われる

良い食器は、安全で猫の健康に配慮した素材で作られているものです。たとえばステンレス、セラミック(磁気)、陶器などは、一般的に衛生的で耐久性がある素材といわれます。

さらにこれらの素材は、細菌増殖や悪臭を防ぎやすく、清潔も保ちやすい特徴があります。

一方でプラスチック製の食器は、傷やにおいが付きやすく、そこからバクテリアが繁殖しやすいという欠点があります。

安価で取り扱いやすいメリットがあり、必ずしもNG素材とはいえませんが、ほかの素材と比べるとやや耐久性や衛生面は劣ります。

ただし、ステンレスの場合は光る素材が苦手で食事をためらう猫もいること、陶磁器はヒビが入るとその部分でバクテリアが繁殖しやすくなるので、ヒビや欠損がある場合は交換が必要になることなども注意が必要です。

2.食べやすい高さと形状である

食器の高さは、食事中に猫が首を無理に曲げることなく自然な姿勢で食べられることが理想です。とくに高齢猫や短頭種の猫には、少し高めの食器が適しています。

また形状については広めの浅い皿が、猫のヒゲや顔を刺激させにくいため、食べやすいとされています。

高さのないフードボールでも、猫が問題なく使えていれば「悪い」ことはありませんが、猫が食べづらそうにしていたり、首の負担を抑えたい場合は高さがある食器がおすすめです。

3.清掃がしやすい

食器は毎日の清掃が欠かせません。洗いやすい形状や素材であることは、食器の重要な要素です。

たとえば食洗機での洗浄が可能なものであれば、洗浄の手間が少ないのがメリット。ただし、人獣共通感染症の観点からも、人と猫の食器は別々で洗うことが推奨されます。一方プラスチック製の食器は、目に見えない傷が汚れを溜めやすく、定期的な交換が必要です。

また複雑なデザインのものは、細かいスキマに汚れが残りやすいので「いい食器」とは言えないでしょう。

悪い食器の特徴は?

汚れた食器と壁

悪い食器というのは、猫の食事中のストレスを助長させたり、食欲を減退させてしまうような食器のことです。

1.食べにくい形状の食器

平らすぎる食器では、猫が食べ物をうまく食べることが難しくなります。

逆に、器の径が短かったり深かったりして猫のヒゲが器に触れやすい形状のお皿は不快感(ヒゲストレス)を与えやすいため、「良い食器」とはいえません。

また猫が食べるたびに食器が前へ前へと動いてしまうような不安定な食器は、猫が非常に食べにくく避けるべき食器といえます。

2.高すぎる、または低すぎる食器

食器の高さが不適切な食器は、猫が食事中に無理な姿勢を強いられることになるので、好ましくありません。こういった食器は首や肩に負荷がかかり、食事が快適でなくってしまいます。

とくに高齢猫や関節に問題がある猫は、食器の高さや形状が大きな影響を与えるため、適切な高さの食器を選ぶことが重要です。

3.不潔な食器

あたりまえですが不潔な食器は、猫にとって「悪い食器」といえます。

食器が清潔でない場合、猫は食事中、食器についた細菌やカビを摂取することになります。そしてそれが原因で、消化不良や健康問題を引き起こすことも否定できません。猫は繊細な動物なので、ちょっとした匂いの変化でも食欲不振になってしまうことがあります。

洗いにくい食器やキズがついている食器は、不潔になりやすいので、衛生面でとくに注意をはらいましょう。

猫の食器選びのコツ

上を見上げる黒猫

猫の食器を新しく導入する際は、以下のポイントを参考にしながら選んでみてください。

  • 素材はなるべくステンレスや陶器セラミック
  • お皿の口は浅くて広い、かつ適度な高さ
  • 掃除しやすいシンプルなデザイン
  • 底部にすべり止め

など

これらのコツを参考に、猫の個性や生活環境に合わせて最適な食器を選んでみましょう。

まとめ

ごはんを食べる猫

猫の食事に適した食器は、猫の健康を守り、快適な食事環境を提供する大切なポイントです。今回紹介したような良い食器の特徴を理解し、安全で使いやすいものを選んであげましょう。

また食器の使用や管理にも注意を払い、猫が安全で快適に食事を楽しめるようにサポートしてあげてください。

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