ロシアの裁判所は、ウクライナ軍に送金したとして、ロシアとアメリカの二重国籍を持つ女性に懲役12年の判決を言い渡しました。
ロシア中部エカテリンブルクの裁判所は15日、国家反逆罪に問われた、ロシアとアメリカの二重国籍を持つクセニア・カレリナさんに懲役12年の判決を言い渡しました。
検察側は、カレリナさんがウクライナ軍が弾薬や医薬品を購入するための資金を提供したとしていますが、ロイター通信によりますと、カレリナさんはウクライナの子どもや高齢者の人道支援を手がける慈善団体におよそ50ドル、日本でおよそ7400円を1回寄付していたということです。
カレリナさんはロサンゼルス在住ですが、今年2月、親族に会うために訪れたエカテリンブルクで拘束されたことが明らかになっていました。
弁護側は判決を不服として、上訴するとしています。