愛犬が激怒したときに見せる仕草や行動5つ 怒る原因と絶対にやってはいけないNG行為を解説

2024-08-23 16:00

愛犬は、声や仕草などで気持ちを伝えます。そのため、私たちは犬のボディランゲージを知る必要があります。例えば怒っていることが分かっても、その裏に潜む原因を読み取れないと、対処を誤ってしまうかもしれません。今回は、愛犬が激怒している時に見せる仕草や行動から怒る原因を探ったり、誤った対処をしないために知っておくべきことをご紹介します。

愛犬が激怒したときに見せる仕草や行動

鼻にシワを寄せて怒る犬

1.鼻にシワを寄せる

多くの犬は、怒ると鼻にシワを寄せます。マズル(口吻)が長い犬種は鼻に寄ったシワがすぐに分かりますが、マズルの短い短頭種では分かりづらいかもしれません。

鼻にシワを寄せる際に顔や体全体の筋肉も緊張し、犬自身の動きが止まったりスローになったように見えることが多く、全身から不穏な気配を感じられます。マズルだけではなく、全体の様子を観察しましょう。

2.歯をむき出す

唇が引きつったようにめくり上がり、歯がむき出しになることも多いです。多くの場合は、同時に鼻にシワが寄せられ全身の筋肉が緊張することが多いため、やはり顔の表情だけではなく、全体の様子を観察することが大切です。

3.低い声で唸る

犬が低い声で長く唸り続けている場合も、激怒しているサインです。遊んでいて楽しくなり興奮して唸ることがありますが、そのときよりも低く、また長いことが怒っているときの特徴です。攻撃行動に移る直前に唸り始めることがあるため、注意が必要です。

4.激しく吠え続ける

歯をも見せながら大きな声で連続的にワンワンと吠え続ける場合も、怒りの感情から出ていることが多い吠え方です。ただし、吠え方だけで判断するのではなく、他の怒りのサインも同時に見られるかどうかをよく観察し、総合的に判断しましょう。

5.攻撃的になる

怒りの感情が頂点に達すると、咬みついたり飛びかかるといった攻撃的な行動に移ることがあります。

ただし、あくまでも攻撃行動は最終手段です。鼻のシワやむき出した歯、唸り声や全身の緊張状態などから早めに愛犬の怒りを察知し、攻撃行動に移る前に対処することが大切です。

愛犬が怒る原因

散歩中に怒る犬

1.身を守ろうとして

危険を感じ、身を守るために怒ることがあります。動物としては、ごく普通の反応です。第三者や他の動物に攻撃し、ケガをさせる等のトラブルにならないように、まずは愛犬が危険だと感じるような状況に置かないようにしましょう。

ただし、非常に臆病な性格や、過去の経験がトラウマになっている場合は、ちょっとしたストレスや刺激にも過剰に反応し、恐怖心や不安感から激怒するようになります。

自分に自信がある犬は、怒っているときも耳は前方に向き、尻尾は上を向いています。しかし耳を横や後ろに倒して腰を低くしたり尻尾を股の間に挟むようにしている状態のときは、恐怖心や不安が原因で怒っています。

愛犬が怒っている原因を見極め、適切な対処を行うことが大切です。飼い主さんの手に負えない場合は、獣医行動診療科の獣医師やドッグトレーナーなど、専門家の力を借りることも検討しましょう。

2.相手の行為をやめさせようとして

嫌いなお手入れをいつまでもされた場合や、しつこく撫でられたり構われたりして我慢の限界がきてしまったような場合に、相手の行為をやめさせようとして怒ることがあります。

愛犬が苦手なお手入れは、手早く効率的に行う、回数を分けて少しずつ行う、嫌がらない方法を見つけるなどの工夫をしましょう。

3.自分の大切なものを守ろうとして

犬は、自分が大切にしているものを守ろうとして怒ることがあります。ごはんやお気に入りのおもちゃ、縄張りや自分専用の寝床などです。これも動物として、当然の反応です。

食事は一度に食べ切れる量しか与えない、咥えているおもちゃなどを「放せ」などの指示語で、手放させるようにトレーニングを行うなどで対策しましょう。

来客に向かって怒る場合は自分の縄張りを守ろうとしているので、クレートなどの安心して過ごせる居場所を作ってあげると良いでしょう。

4.弱点を守ろうとして

健康的な問題を抱えている場合、弱点を守るために怒る場合もあります。動物が相手に弱みを悟られてしまうと、命に関わる問題に発展することがあるためです。

特定の部位を触ろうとすると怒る場合や、体調不良を思わせるような症状が見られる場合は、できるだけ早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

愛犬が怒っている時に絶対にやってはいけないNG行為

怒る犬を押さえつけようとする男性

1.力づくで押さえつける

激怒している犬を力づくで押さえつけようとする飼い主さんがいらっしゃいますが、それは絶対にやってはいけないNG行為です。

飼い主さんが怪我をしてしまったり、愛犬との関係性を壊してしまったり、愛犬の恐怖心を増長させてしまうなど、逆効果になる可能性があるためです。体罰などで怯えさせることも含め、「力で制する」という考え方は完全に排除してください。

2.激しく叱りつける

怒鳴りつけたり叱ったりという行為もおすすめできません。怒りの感情の原因が警戒心や恐怖心の場合、犬は叱られている理由を理解できないばかりか、不安な気持ちを高めてしまうだけです。

また飼い主さんまで感情的になると、犬は益々興奮して手がつけられなくなる場合もあります。まずは飼い主さんが落ち着いて対処することを心がけましょう。

3.言うなりになる

怒っている愛犬が怖くなり、「言う通りにしよう」とか「おやつをあげてなだめよう」としてしまうかもしれませんが、これもNG行為です。

犬は「唸ったり吠えたりすると思い通りになる」「おやつがもらえる」などと学習してしまい、要求を通すためにすぐに怒り出すようになってしまうことがあるからです。

まとめ

不安な気持ちで怒る犬

愛犬をむやみに怒らせないためには、危険だと感じさせるような状況にしない、嫌がることをしない、大切なものを奪おうとしないことと、体調の異変に早く気付いて必要な治療を受けさせることが大切です。また、咥えているものを飼い主さんの指示で手放させるしつけも大切です。

飼い主さんが努力や工夫をしても、どうしても手に負えないときもあるでしょう。特に家に迎え入れる前に過酷な環境で過ごしていたり、怖い経験をした犬は、心に大きな傷を抱えていて、恐怖心や不安から怒りやすくなっていることがあります。その場合は、愛犬のためにも専門家に頼ることを検討しましょう。

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