犬の『スキップ』に隠された病気2選…普段と違う歩き方をしていたら要注意

2024-08-31 17:00

犬のスキップのような歩き方は病気のサインかもしれません。どのような病気の可能性があるのか、歩き方に違和感があるときに注意すべきことなど解説します。

犬の「スキップ」に隠された病気とは

男女と弾むように歩くゴールデンレトリバー

犬が嬉しそうに楽しそうに歩いているとき、ちょっぴり興奮気味にはしゃいでいるとき、犬同士でわちゃわちゃと遊んでいるとき、スキップのような歩き方をすることがあります。

手足がもつれそうになったり、つまずいて転びそうになったり、愛犬の喜んでくれている姿が嬉しくも可愛くもありますよね。

犬のスキップのような歩き方は、稀に見られることがある程度です。きっと愛犬にもあったと思うのですが、もう思い出せないほどです。

しかしもしも、愛犬が頻繁にスキップのような歩き方をしているのであれば、病気のサインである可能性があります。

スキップかどうかは分からないけれど、いつもと歩き方が違うように感じた、というときには要注意です。

そこで今回は、犬の「スキップ」に隠された病気について解説します。

1.膝蓋骨脱臼(パテラ)

犬の足を触診する

犬のスキップは膝蓋骨脱臼のサインである可能性があります。

パテラとも呼ばれていて、超小型犬、小型犬によく見られる病気のイメージですが、中型犬・大型犬にも起こる可能性のある病気です。

膝蓋骨が外れる病気なのですが、内側に外れるものを膝蓋骨内方脱臼、外側に外れるものを膝蓋骨外方脱臼と言います。

犬がスキップのような歩き方をするとき、膝蓋骨が外れた状態であると考えられます。

激しい動きをしたときなどに外れ、スキップのような歩き方をしたものの、膝を真っ直ぐに伸ばしたときに元に戻った、ということが考えられます。

外れた瞬間は、キャンッ!と甲高い鳴き声を上げるなどし、痛みを訴えることがあります。

その後、痛がる様子もなく、元気にしているかもしれませんが、不安であれば動物病院で診てもらってくださいね。繰り返されることがある、ということに注意しましょう。

2.椎間板ヘルニア

足を怪我したコーギー

犬のスキップは椎間板ヘルニアのサインである可能性があります。

胴長で短足な犬種が発症しやすい病気ですが、遺伝や加齢によって、犬が椎間板ヘルニアになることもあります。

飛び出した椎間板が脊髄を圧迫し、痛みや麻痺などの神経症状が出ます。

また、椎間板を構成する髄核が飛び出したものをハンセンⅠ型、椎間板を構成する繊維輪が飛び出したものをハンセンⅡ型と言い、どちらも脊髄を圧迫し、痛みや麻痺などの神経症状が生じます。

椎間板ヘルニアが原因でスキップのような歩き方をしているのではないかと考えた場合、グレート2まで進行している可能性があります。

グレート1では、痛みのみが生じている状態です。グレート2では、いつもと違う歩き方をしているな…と感じられることがあります。

急に痛がって鳴くことがある、背中を丸めて歩いている、抱っこしようとすると鳴き叫ぶことがあるなどするときは、注意が必要です。

まとめ

服を着て歩くダックス

犬の「スキップ」に隠された病気を解説しました。

  • 膝蓋骨脱臼
  • 椎間板ヘルニア

これらは、犬によく起こる病気です。軽度であるときは、飼い主にもなかなか気づけないことがあります。

何気なく歩いているとき、キャンッと鳴くことがあったり、抱っこしようとすると嫌がって暴れたり、痛がって鳴いたりすることがありませんか。また、最近お散歩に行きたがらないようなことはないでしょうか。

これらの病気は、重症化すると歩行が困難になったり、寝たきりになったりすることがあります。麻痺が起こると、自力での排泄ができなくなったり、痛覚もなくなったりすることがあります。

愛犬が急にスキップのような歩き方をするようになったとき、歩き方をおかしく感じるとき、痛がるなど症状があるとき、少しでも気になる症状があれば、すぐに獣医師に診てもらってくださいね。

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