猫が『糖尿病』になる5つの原因 人と同じで生活習慣が関係する?症状や予防法は?

2024-09-08 16:00

人間同様、猫にも「糖尿病」は存在します。その要因に、生活習慣は関係あるのでしょうか。そこで今回は、猫が「糖尿病」になってしまう原因について、症状や予防策まで徹底解説いたします!

猫が「糖尿病」になる原因とは

猫の糖尿病

人間の糖尿病の多くは「2型糖尿病」と呼ばれる生活習慣病です。

残念ながら猫も糖尿病を発症する恐れがあります。しかし人間と同じく、食習慣や日常のクセなどが要因になることがあるのでしょうか?

そこで今回は、猫が「糖尿病」になる原因について解説いたします。

1.炭水化物の多い食事

人間と猫の大きな違いは、『猫は本来肉食動物である』ということです。そんな猫が、炭水化物の多い食事を取り続けると、糖尿病になるリスクが上がってしまいます。

というのも猫の体は、炭水化物の摂取によって急激に上がった血糖値を下げることが苦手で、下手をすると高血糖の状態が続いてしまう恐れがあるのです。

そこへ更なる追加の炭水化物が重なると悪循環に陥ります。

そのため、キャットフードを購入する際は、糖分が多く含まれていないものを選ぶように心がけると良いでしょう。

2.ストレスによる血糖値の上昇

猫はクールなように見えて実は繊細な動物です。そのため、日常生活において何かとストレスを受けやすく、それが血糖値の上昇を招く恐れがあるのです。

肉体的もしくは精神的なストレスがかかると、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンが分泌され、これが同時に血糖値の上昇を引き起こします。ストレスが持続すると、インスリンの効果が低下し血糖値のコントロールが難しくなることがあります。

日々の生活の中で、「猫が嫌がることは極力しない」「隠れ家を作って安心してもらう」などの工夫を凝らし、不要なストレスを増やさないように気をつけてください。

3.肥満

肥満の猫

理想体重(短毛種の場合3kg〜5kg)の猫に対して肥満傾向にある猫は、糖尿病になるリスクが4倍になるといわれています。

肥満になるとインスリンの働きが悪くなり、慢性的に血糖値が高い状態に陥りやすいのです。

糖尿病は、「初期段階ではほぼ無症状」なのですが、徐々に「多飲多尿になる」「よく食べるのに痩せる」などの小さな変化が生じます。さらに進むと、腎障害、神経症状などを起こす恐れがあります。

そう、糖尿病は合併症が恐ろしい病なのです。毛並みの悪さや目が見えにくそう…という異変も、1つヒントになるでしょう。

『いつもとは違う違和感』に気づいた時点で、なるべく早く診察を受けるようにしてください。最悪の場合は「ケトアシドーシス」と呼ばれる状態に陥り、命に関わります。

特に去勢手術後のオス猫にリスクがあるので、術後ある程度体力が回復したら、肥満対策をメインとした食事に切り替えるようにしてください。

4.膵炎

猫の膵炎は、中高齢に好発する病気です。糖代謝に関わるインスリンを作り、放出しているのは膵臓のため、ここがダメージを受けてしまうとインスリンが思うように作られなくなってしまいます。

そのため、膵炎の発症を機に、猫は糖尿病になることがあるのです。特に肥満傾向にある猫や、高脂血症の診断がくだっている猫は要注意です。

ちなみに膵炎は、若い猫でも発症する恐れがあります。急に食欲がなくなったり、1日に何度も吐いたりするなどの症状が見られた場合は、すみやかに診察を受けてください。

糖尿病の原因である肥満を防ぐ意味でも、食事の与えすぎや運動不足に気をつけましょう。仮に猫が食べても良いとされるものでも、人間の食べ物を無闇に与える行為も良くありません。

食習慣や運動習慣を見直し、改善すべきところがある場合は「今日からスタートする」という意気込みで取り組みはじめてください。ストレスとの兼ね合いも見て、できることから少しずつ改善していくことがポイントです。

5.ウイルスや腫瘍、薬剤の影響など

最後に、ホルモン系の疾患やウイルス感染、腫瘍なども糖尿病を引き起こす恐れがあることを知っておきましょう。

また、ステロイドの長期服用も糖尿病のリスクを上げてしまいます。やむを得ない事情でステロイドを使用する際は、獣医さんの指示に従って適切な検査を受けるようにしてください。

そして、将来的な薬剤の使用に備えて肥満にさせないことも重要なポイントです。糖尿病自体の原因と同じく、『肥満傾向にある猫がステロイド治療を受けると糖尿病になりやすい』という特徴があります。

まとめ

猫のお医者さん

猫は甘いものこそ食べないものの、単純な食べ過ぎや炭水化物の多い食事によって糖尿病を発症する恐れがあります。

人と暮らす猫の場合は飼い主さんが諸々管理することになるので、くれぐれも気をつけてください。

糖尿病はひとたび発症すると厄介で、症状が重ければインスリン注射を打たなければならなくなります。猫の場合はコントロールが難しいので、できるだけ回避したいものです。

人間も猫も、糖尿病のほとんどは『生活習慣病』です。日頃の生活習慣を振り返り、改善すべき点は早めに変える努力をしてください。

それでも尚、発症してしまうことがあります。早期発見・早期治療につなげるためにも、些細な異変に目を向けるようによく観察してください。気になることがあれば、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

関連記事

猫が顔の近くで寝る4つの理由と飼い主への信頼度
猫が幸せを感じた時にみせる10の仕草
『捨てられた子猫』を保護して1年…驚くべき変化に涙が止まらないと5万4000再生「本当に優しい顔」「表情も身体付きも変わった」
猫が口を半開きにする4つの理由
野良猫時代と現在の姿を比べてみたら…まさかの『激変した見た目』が凄すぎると3万7000再生「ライオンみたい」「ゴージャスだね」

  1. タイ・ バンコクで貨物列車が踏切で路線バスと衝突 バスは炎上 乗客ら8人死亡24人負傷
  2. 米中トップ接近の一方で冷え込んだままの日中関係どうすべきか?「自分で置いてけぼり」と自民元重鎮の嘆き【報道特集】
  3. 駐日イラン大使に聞く米中首脳会談「“部屋の中の大人”が必要」戦闘終結に向けたアメリカとの交渉に表れる強い不信感【報道特集】
  4. 110mH村竹ラシッド、世界最高峰DL開幕戦は3位、東京世界陸上金メダリストの隣で好走【陸上DL】
  5. 窓の外を平然と眺める猫→『おてて』に注目すると…思わず笑ってしまう『まさかの状況』が21万再生「プライドを感じるw」「不自由なのにw」
  6. 猫が飼い主を『守っている』ときの行動5選 助けようとする理由から上手な応え方まで
  7. 『不幸な犬』の特徴4選 幸せにするにはどうしたらいいの?飼い主がやってはいけない絶対NG行為まで
  8. 高気圧に覆われ晴れの天気続く 関東から西の各地で今年一番の暑さに 名古屋は30℃以上の真夏日予想【17日 あすの天気】
  9. よそのワンコに浮気して帰った結果→家にいた犬が『ニオイ』でブチギレて…わかりやす過ぎる『激怒の表情』に反響「すぐバレるw」「人間みたい」
  10. アフリカ コンゴ民主共和国でエボラ出血熱の流行確認 隣国ウガンダでも感染例確認
  1. 「恐怖に支配されていた」知人女性に性的暴行を加えた疑いでテニスコーチの65歳男を逮捕 関係者が証言 千葉・白子町
  2. 【速報】栃木・上三川町の強盗殺人 新たに16歳の少年1人逮捕 4人目の逮捕者 いずれも少年
  3. 東京大学 「五月祭」きょう全ての企画を中止に キャンパスの爆破予告うけ あすの再開は検討中
  4. 栃木・強盗殺人 逮捕の3人は全員16歳 1か月前から不審車両の目撃も 盗難ナンバー車は新宿の窃盗未遂事件に関与か 警察はトクリュウとみて捜査
  5. 「どんな償いをしても償えない」辺野古沖転覆事故から2か月 運航団体の代表らが献花 当日の海保・消防の記録から見えてきた救助の実態
  6. アフリカ コンゴ民主共和国でエボラ出血熱の流行確認 隣国ウガンダでも感染例確認
  7. 韓国南東部 市民が泳ぐプールに車が“真っ逆さま”に落下 さいわい直撃は免れたものの2人が病院搬送
  8. ロンドンで続く舞台「となりのトトロ」で“父親役”の日本人俳優 異国でぶつかった壁…演劇界に訪れた“変化”とは
  9. 【 近藤真彦 】〝世界最大〟の耐久レース「ニュルブルクリンク24時間レース」予選で5位に「待ってろフェルスタッペン(笑)」現地時間17日に決勝
  10. 【堀ちえみ】 「吐き気がするほどの腰の痛み」「うめきながらも、必死で動き回る」「バットを振る体力があるうちは、思ったら先ずは振っておこうかな」
  11. 天皇皇后両陛下 愛媛県で2018年に発生した西日本豪雨の被災者らと懇談 ねぎらいの言葉送る「これからもおいしいお酒を」
  12. 【衝撃手術】カメの甲羅を切る…巨大“尿路結石”400gを摘出!「10軒断られた」行き場のない動物たちの“最後の砦” エキゾチックアニマル専門獣医師に密着!