「“保険”の導入も必要なのでは」南海トラフ地震臨時情報 政府が検証開始 先月初めての発表で対応の課題浮き彫りに 内閣府有識者会合

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-09-09 14:21

内閣府はきょう(9日)、南海トラフ巨大地震の対策について検討するワーキンググループの会議を開き、先月(8月)初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」をめぐる一連の行政の対応や社会の反応などについて検証を始めました。

【動画】「“保険”の導入も必要なのでは」南海トラフ地震臨時情報 政府が検証開始 先月初めての発表で対応の課題浮き彫りに 内閣府有識者会合

このワーキンググループでは、これまで地震や津波の研究者のほか、経済の専門家や被害が想定される地域の首長などが参加し、南海トラフ巨大地震の被害想定の見直しを進めていました。

しかし、先月「臨時情報」の発表で観光業などに大きな経済的影響が出たことなどから、対応の課題などの検証を行うことにしたということです。

一連の対応について、委員からは「情報の内容についてもっと明確に伝えるべきだったのではないか」「事業者などの主体が事前の準備が十分にできていなかったから慌てた部分があったのではないか」などの課題が挙げられたということです。

一方、具体的な対応については、被害が想定される地域の知事からは「ライフライン企業や交通事業者には全国で統一的な対応の指針を示してほしい」という声が挙げられた一方、委員からは「地域ごとに想定される被害の大きさや対策の度合いなどを総合して判断すべきことだから、国が個別具体的な対応について明確な指針を定めることは難しいのではないか」「地域ごとに事前に対応を話し合っておくことが必要ではないか」などの意見が挙げられたということです。

また、観光業などに大きな影響が出たことについては「行政では損失を補填する対応は難しい」としたうえで、「“損害保険”のような制度をつくって社会全体で取り組むことも必要ではないか」といった意見も挙げられたということです。

内閣府は今後、アンケート調査を行い、一連の対応の検証や呼びかけ内容の見直しなどを進めるということです。

  1. 【大屋あゆみ】結婚を発表 「まさか結婚できるなんて自分でもびっくりしています」きっかけはテレビ番組の恋人募集企画
  2. 「事件解決が先か、我々の命が先か…」上智大生放火殺人事件から28年 遺族らが情報提供呼びかけ 警視庁
  3. “父はBC級戦犯として処刑”  家族への8通の遺書に託した願い 捕虜の治療に施していた「お灸」が“拷問”とされ絞首刑
  4. 北朝鮮の“ごみ風船”で火災発生か 焼け跡に風船に取り付ける装置が 韓国・ソウル郊外 5日連続の“ごみ風船飛ばし”は初
  5. 今が旬の『梨』!梨農家が教える“オススメの食べ方”は…ズバリ「輪切り」【ひるおび】
  6. 異名は“カラスの高尾”男(52)を逮捕 特徴的な羽つき自作帽子が防カメに・・・美容院で約4万円盗んだ疑い
  7. 日本維新の会“兵庫・斎藤知事に辞職と出直し選挙を求める方針を決定” 藤田幹事長
  8. 【ニャンちゅう】声優・津久井教生さん ALS闘病 「久しぶりにビールを飲んじゃいましたぁ~~♡」 妻の誕生日に「特別な日に素敵なチャレンジ」
  9. どうしてもパパママと一緒にお昼寝したい犬…気持ちが溢れてしまう『可愛い様子』が95万再生「平和すぎる」「なんて理想的な家族」と絶賛
  10. 【松島花】 結婚5周年のフォト 和洋中コンプリート 「夫の母が台湾出身」 夫に寄り添うショットも
  11. 快挙!米エミー賞で真田広之さん主演の「SHOGUN 将軍」が歴代最多14部門を受賞 作品賞など主要部門の発表は15日
  12. 8月の倒産件数746件 28か月連続で前年同月比を上回る
×