慶大の清原正吾内野手(4年)が12日、横浜市内の慶大グラウンドでプロ表明会見を行い、「昨日(11日)の夜気持ちを込めてプロ志望届を書きました。そして今日の朝にマネージャーにお渡しさせていただきました」と報告した。
【写真を見る】慶大・清原正吾がプロ志望届け提出「父親である“清原和博”っていう背中を見てきて」大きな決断に「悩んで寝れない日も」
父は西武、巨人、オリックスで活躍し、プロ通算525本塁打を放っている和博氏。「シンプルに父親である“清原和博”っていう背中を見てきて、夢のある舞台ですし、本当に今ここで挑戦できることに感謝して、自分の人生の中で一番大きな決断をさせていただきました」とプロ志望に至った経緯を説明した。
「技術はもちろんなんですけど、中身の部分でも勝負したいと思ってます」と言い、「明るさと元気」もアピールポイントだ。プロの厳しさは承知だが「父親がダイヤモンドを一周する姿っていうのは本当に華がありますし、僕もちっちゃい頃から見ていた景色があったんで、そこに対しての憧れや目標は常にありました」。
人生を決める大きな決断に「本当に不安要素だらけで、最初はもう悩んで寝れない日もあった」と明かした清原。直前まで悩みに悩んだが、「自分の心の支えとなったのがやっぱり家族と監督で、両親と弟含め本当に僕の決断を最優先にしてくれた」という。
今春のリーグ戦では主に「4番・一塁」でスタメン出場し、13試合で52打数14安打7打点、打率.269をマーク。初のベストナインに選出された。ドラフトでは12球団全てを視野に入れ、「もし評価をしてくださる球団がいるのであれば真剣に考えたい」。まずは「この秋のシーズンがもう勝負だと思っているので、本当にそこに集中したい」と最後のアピールを誓う。
「父親の息子で生まれてきた以上は、本当にその使命を負いながら生きていくことにはなると思うのでそこは全然僕はネガティブな要素は一切なく、本当にもうポジティブなところだけ。注目していただけてるのは本当にありがたいことですし、本当にこの環境で野球やれてることにも感謝」
10月24日に行われるドラフト会議。父と同じ舞台での活躍を夢見て、吉報を待つ。