全国の検察のトップが集まる「検察長官会同」がきょう、法務省で開かれ、畝本検事総長は「『検察の理念』の更なる浸透・定着を図りたい」と述べました。
きょう、法務省で全国各地の高等検察庁の検事長や地方検察庁の検事正ら検察のトップが集まる「検察長官会同」が開かれました。
畝本直美検事総長は訓示で、検察の活動が適正を欠いているという指摘が相次いでいることに触れ、「検察の活動は国民の信頼に支えられてこそのもの。国民の信頼が損なわれれば、検察の役割を十分に全うすることができなくなる恐れがある」と指摘しました。
その上で、「取調べを含めた捜査・公判が適正に行われることは、熱意をもって真相解明に取り組むことと同様に重要だ」として、「捜査・公判活動の適正確保を含め、『検察の理念』の更なる浸透・定着を図りたい」と述べました。
また、小泉法務大臣は「検察の独立性が確保されることは非常に重要であるからこそ、検察には外部からの批判にも自ら十分、耳を傾ける姿勢を持ってもらいたい」と訓示しました。