経営難に陥っている中国の不動産大手「碧桂園」は延期していた2023年の決算を発表し、最終赤字が3兆8000億円に上ることが明らかになりました。
碧桂園は14日、去年3月に発表する予定だった2023年の決算を発表しました。それによりますと、最終赤字は1784億元、日本円でおよそ3兆8000億円に上るということです。
2024年1月から6月までの決算も公表され、赤字は128億元、日本円でおよそ2700億円だったということです。
また、2024年6月時点でのデフォルト=債務不履行の金額は1472億元、およそ3兆1000億円に上るということです。
碧桂園をめぐっては、債権者らが香港の裁判所に清算の申し立てをしていて、中国で不動産不況が続くなか、厳しい状況が続いています。