猫だって『ジャンプに失敗』することがある!考えられる4つの原因

2024-09-23 20:00

猫はジャンプが得意な事はよく知られていますよね。しかし実は、家猫は様々な要因から「ジャンプに失敗」することもしばしば。そこで今回は、猫が「ジャンプに失敗」するときに考えられる原因を解説いたします。

猫が「ジャンプに失敗」!考えられる原因

ジャンプする猫

猫は本来ジャンプが得意なはずの動物です。その理由は、高い場所で身を休めたり、獲物に飛びついて狩りをする習性があるからです。

しかし、お家でまったり過ごす猫達の中には、「ジャンプに失敗」してしまう様子がしばしば見受けられます。距離感を間違えたのか、そもそもジャンプが苦手なのか、思わずクスッと笑ってしまうような失敗に出くわすことが多いですよね。

実は、これにはある要因が絡んでいるかもしれません

そこで今回は、猫が「ジャンプに失敗」するときに考えられる原因について解説いたします。

1.運動不足による肥満

体重計の上に座ったぽっちゃり猫

家猫は飼い主さんが食事を用意してくれるため、体を酷使して狩りをする必要がありません。いつでも美味しいご飯が食べられると、運動も疎かになりがちです。

このように、「食っちゃ寝」を繰り返していると肥満になり、運動をしづらくなってしまいます(標準体重:ボディコンディションスコアと呼ばれる指標を使用します。くびれがあって、肋骨や背骨の存在が確認できる肉付きが目標です)。

そして、その状態でいざジャンプを試みると、飛距離が出ずに失敗してしまうのです。ジャンプに失敗したことが原因での転倒や落下で打ち所が悪い場合は、怪我をする恐れもあります。

そのため、日頃から愛猫が肥満にならないように、おやつの与えすぎや食事量の管理に気を配りましょう。

また、よく体を動かすように仕向けることも重要です。若い成猫のうちは猫じゃらしでキャットタワーに誘導し、積極的に上下運動をさせると良いでしょう。

ただし、肥満の猫に無理に運動させると関節や循環器などの器官に負担がかかる場合もあるので、まずはかかりつけの先生に確認しましょう。

2.爪や足裏の毛が伸びている

猫の爪

たとえ愛猫に肥満や運動不足がなかったとしても、まだ油断はできません。爪や足裏の毛が伸びてくると、フローリングで滑りやすくなり、ジャンプの失敗につながります。

運動好きな猫であれば、尚更注意が必要です。定期的に爪を切り、長毛種の猫であれば足裏の毛をカットしておきましょう。

ただし、完全に絨毯を敷きつめた環境であれば例外です。短毛種と同様、爪が引っかからないようにだけ気を配ってください。

ちなみに、これまで長い爪で生活してきた猫の場合は、極端に切り揃えることで感覚が狂ってしまうことがあります。こちらもジャンプの失敗の要因になり得るので、その場合は少しずつ短くしてあげると良いでしょう。

3.加齢による筋力の低下

シニア猫

見た目が若々しくとも、10歳を超えた猫は確実にシニアに近づいています。知らず知らずのうちに筋力が低下し、ジャンプが苦手になっていることも珍しくありません。

最近失敗が増えたなと感じたら、キャットタワーの高さを低くしたり、登ると危険そうな場所は封鎖するようにしてください。

とはいえ、全く運動させないのは筋力低下を助長させてしまうのでNGです。若い猫ようにジャンプ力を養うのではなく、負担の無いように歩かせることで筋力を維持することがポイントになります。

敢えて食事の場所とトイレの位置を離す、間に水飲み場を作って移動させるなどの工夫をしてみてください。

4.怪我や病気が潜んでいる

カラーを巻いた猫

なんの前触れもなく突然ジャンプに失敗する機会が増えた、もしくは飛ぼうと身構えたのに躊躇ってやめることが多くなったと感じたら要注意です。

過去の失敗で怪我をしている可能性や、関節炎や背骨の異常(脊椎・脊髄疾患)を抱えている可能性が考えられます。ジャンプ以外の行動をよく観察してみてください。

体を動かすこと自体が億劫そうではありませんか。歩行や座る際の動きに違和感はありませんか、撫でられることを極端に嫌がる様子はないですか。

これらの異変があれば、一度診察を受けてみてください。猫は不調を隠そうとする動物です。年齢を問わず、ジャンプをして遊ぶ様子はさりげなくチェックしておくと安心です。

動画に収めておくと診察に役立つことも多いので、通常のものはもちろんのこと、異常がある際も撮影しておくと良いですね。

まとめ

ジャンプを試みる猫

猫がジャンプに失敗する主な原因は、肥満・住環境と爪のトラブル・加齢による筋力低下・怪我や病気によるものの4つでした。

特に体型の問題や住環境に関するものは、家猫であるが故の宿敵です。フローリングがメインのお部屋で遊ばせるのであれば、爪や足裏の毛に気を配ってあげてください。

体重は猫種によって適正に差があるので、適宜オーバーしないように気をつけましょう。若い頃から積極的に運動させることで、筋力低下も予防することができます。

それでも失敗から転倒してしまった場合、この頃ジャンプを躊躇うようになった場合は細かなチェックを行いましょう。やはりおかしいと感じるようであれば、獣医さんに相談してみてください。

『弘法も筆の誤り』という言葉があるように、猫も得意なジャンプに失敗することがあります。その原因をよく探ってみてください。

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