街中でバリアフリー対応のトイレはどこに? 情報がひと目でわかるアプリを開発!

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-03-12 07:00
街中でバリアフリー対応のトイレはどこに? 情報がひと目でわかるアプリを開発!

公共の場にあるバリアフリートイレを検索できる無料アプリ

今回は誰もが毎日立ち寄る場所「トイレ」について取材してきました。

【写真を見る】街中でバリアフリー対応のトイレはどこに?情報がひと目でわかるアプリを開発!

公共の場にあるバリアフリートイレを検索できるアプリ「Ezloo」(イズルー)
アプリを開くとマップが出てきて近くのトイレ情報が表示されます。
【車いす】や【おむつ替えベッド】【オストメイト】など選んで絞ることもできます。
行きたいトイレを選ぶと地図が開き、そこまでのルートが表示されます。
地図には階段を避けるルート等も表示されます。

アプリを開発したのは株式会社UN&Co.(ウンアンドコー)代表の原田怜歩(らむ)さん。

インパクトのある会社名ですが、申請した法務局の窓口で公序良俗に反するかも…と言われ、間に&を入れました。

株式会社UN&Co.代表の原田怜歩さん
「友達に車いすユーザーが多くて、一緒に遊びに行くときにどこに彼らが使えるトイレがあるかわからなくて、結局『公園』みたいなことがありました。
最初のころは『ここ行きたい』とか言っていたんですが、『トイレがあるかわからないから行きづらいな…』とか、お互いが気にし始めると、『簡単にここ行ってみたい』とか言いにくくなって、向こうも向こうで申し訳なくなったり…。
遊びに行ったときに、どこに自分たちが使えるトイレや設備があるのか知りたいなと思い、このアプリを作るきっかけになりました。
当時は自分が子どもだったので、友達にどういうところが大変なの?と、ストレートに聞けたことも良かったです」

全国5万か所のトイレをまわる。原田さんのトイレ研究スタート! 

原田さんの研究は最初は近所のトイレから始まり、全国5万か所のトイレに自身が行って調べました。
当時のノートを見せてもらうと、トイレ/多機能トイレの数、個室の広さや手すりの高さ、階段の有無、利用する人の流れまで、長いときは1か所に4、5時間滞在してメモをとっていたこともあったそうです。

3月に東京大学を卒業する原田さんは、中学生くらいから7、8年程かけてトイレをまわったそうですが、トイレのためにというよりも、どこかへ遊びに行ったときに立ち寄ったそうです。
家族や友達と旅行に行くときには、空港や旅先のトイレに立ち寄ってメモを取りました。
そのため、交通費よりもメモを取るためのノート代の方がお金がかかったそうです。

原田さんはノートにメモしてきた内容を、すべてデータ化してアプリに反映させました。
学校で知り合った友達が実家へ帰ったついでにトイレ情報を送ってくれるなど、周りの協力もあって現在アプリには10万か所のトイレ情報が載っています。

株式会社UN&Co.代表の原田怜歩さん
「トイレを可視化することは、行政がPDFなどでまとめています。
ただ実際そのトイレへ行ったときに、途中で段差が後付けされていたりとか、設備が長いこと壊れていたりとか、そういうこともあります。
なかなか行政も実情を把握できていなくて、使えない例もありました。
このアプリではコメントなどをリアルタイムで行政や管理している方に伝えられて修理にもつながります。
お互いが参画できるようなアプリが作れたらなと思って、このプラットフォームを開発しました。
口コミでよりよい環境が作れたらと、トイレ版の食べログのような形を目指しています」

アプリは現在実証実験中。26年末にリリース予定

去年、神戸市でアプリの実証実験を行った際、口コミで情報が広まり2か月で8,000人が登録しました。

参加者の声

■車いすユーザー(50代男性)
これまでは“バリアフリー対応”と書いてあっても、実際に行くと段差があったり、扉が重くて一人では入れなかったりすることが何度もありました。
そのたびに予定を変更したり、誰かに助けを頼まないといけなかったりして、外出自体をためらうこともありました。
Ezlooは設備情報だけでなく、利用者の具体的なコメントも見られるので、“本当に使えるか”を事前に判断できます。
さらに自分たちの投稿が自治体や管理者に共有され、改善につながる可能性があると聞いて、単なる検索アプリではなく、声が届く仕組みだと感じています。

■0歳児の子どもをもつ父親(30代男性)
子どもが急に泣き出したときにトイレを探して走り回り、着いてみたら“男性側にはおむつ替えの台がなかった“という経験が何度もあります。そのときは本当に途方に暮れました。Ezlooでは、男性側に設備があるかどうかまで事前にわかるので、無駄足が減りました。
また、利用者の投稿がデータとして蓄積されることで、設備の偏りや不足も見えてくると思います。
子育て世代の声が行政に届き、将来的な整備につながる可能性がある点にも期待しています。

■オストメイト利用者(60代女性)
Ezlooでは、設備内容が具体的に明記されているので安心材料になりますし、不備があれば投稿で共有できる。その声が自治体に届く可能性があると聞いて、“私たちの経験が改善につながるかもしれない“と感じました。外出の選択肢が広がるきっかけになるサービスだと思います。

ほかに料理宅配の配達員などからも喜びの声が届いたそうです。
アプリは無料で誰でも利用でき、広告もありません。
原田さんが「最終的には、アプリはフェードアウトしていいんです。当たり前に誰もがトイレを利用しやすい世の中になるのが理想です」と話していたのが印象的でした。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当:TBSラジオキャスター楠葉絵美)

  1. 子グマにそっくり!?草むらから出てきたのは・・北米大陸に生息するフィッシャーの赤ちゃん【海外・動画】
  2. 【 新浜レオン 】「芸人じゃないです(笑)」〝歌手〟としてのツアーファイナル「歌でぶっ通すライブ」新曲も初披露
  3. 大気不安定で局地的な雷雨に あす(27日)も天気急変 空の変化に注意 この先一か月も暑さ厳しい見通し【SUNトピ】
  4. 雨が続いていた日、『椅子に座る猫』を見ると…やる気の無さそうな『しっぽの動き』に3万いいね「かわいいw」「めっちゃ癒された」
  5. 『授乳しているママ猫』と思いきや……『まさかの状況』に胸が熱くなると3万いいね「なんか涙でちゃう」「なんて優しいの」と話題に
  6. イタリアが中国に勝ち3位、完全アウェーの中でアントロポーバが26得点の大暴れ【ネーションズリーグ】
  7. 性的少数者のパレードに車突っ込み1人死亡16人負傷 刃物によるけが人の情報も ドイツ・ベルリン 容疑者は逃走中 イスラム主義コミュニティと関わりか
  8. 「紛争を凍結すべき」 カザフスタン大統領が同盟国ロシアに提言 ウクライナ侵攻めぐり プーチン大統領との会談で
  9. 「盆ジョヴィ」に鬼滅や「Get Wild」も…アニソンやロックで踊る!全国に広がる“都市型盆踊り”【Nスタ】
  10. カピバラの「スイカの早食い競争」 全国5つの動物園が共同で 伊豆シャボテン動物公園からは1歳オス「ブドウ」が参加 結果は…
  1. 【 役満ボディ・岡田紗佳 】〝国士無双よりも嬉しい〟CDデビュー 歌の自信は「跳満」級 〝麻雀を知らない人に口ずさんでほしい〟
  2. 外国人が絶賛する「日本のカップ麺」。日本独自の味わいと世界初の製造技術に驚きの連続!あばれる君とドイツ人も大興奮!【それスタ】
  3. 横浜が県史上初4季連続甲子園出場!エース織田翔希が1失点完投 9回衝撃の自己最速タイ157km 打線は二桁得点で桐光学園下す
  4. 【 影山優佳 】弾ける表情連発「みんないま何してるのー?」 フォロワーから返信続々 日常の一コマ集まる
  5. 回転寿司3番勝負・第2弾!人気のネタ対決マグロVSサーモン 軍艦やサイドメニューの甘い派しょっぱい派など かっぱ寿司で調査【それスタ】
  6. もはや店レベル!令和の絶品レトルトカレー7品を一般家庭が忖度なしで食べ比べ!1位に輝いたのは意外な商品!【それスタ】
  7. 「3人が流されている」海岸で親子含む3人の水難事故 父親(56)死亡 小6息子(11)と義兄(55)は軽傷 「離岸流」が発生しやすい状況 茨城・鹿嶋市 武井釜海岸
  8. 「こんなに感動するとは」地元・奈良は祝賀ムード 「飛鳥・藤原の宮都」世界文化遺産に登録決定に… 百貨店では「鏡開き」で祝杯
  9. 猫好きにはたまらない『猫にまつわる聖地』8選 猫島や神社など魅力あふれる名所をご紹介
  10. カピバラの「スイカの早食い競争」 全国5つの動物園が共同で 伊豆シャボテン動物公園からは1歳オス「ブドウ」が参加 結果は…
  11. 「爆発がバンバンって」店舗兼住宅で火事 住人とみられる60代の女性が心肺停止で搬送され死亡 30代~80代男女3人がけが 東京・大田区
  12. 【 広末涼子 】 バースデーライブ終えファンへ深い感謝「大切なみんなに支えられている、と改めて実感させていただいた3日間でした」