猫のようにかわいくなれたら…そう思う猫好きの方々も多いことでしょう。今回は、あざとさを突き抜けた猫の「かわいい」について考えてみます。3つのシーンを紹介するので、みなさんの愛猫に当てはまるかどうか、ぜひ一読してみてください。
1.こぼれそうな瞳に見つめられると…
こぼれそうなほど瞳を潤ませながら、愛猫が見上げてきたら、飼い主さんは、もはやなす術がありません。瞬時に悩殺され、思考停止に陥ります。
愛猫の目当ては、ズバリ、おやつです。表向きは「(飼い主さんが)大好き!」ですが、裏心理では「このポーズさえやっとけば、確実におやつゲット!」。愛猫は、どんなふうにふるまえば、飼い主さんから「良いこと」を引き出せるか、ちゃんとわかっています。
ウルウルの瞳にじっと見つめられていると、かわいさに溺れそうになるほどです。危機管理システムが作動し、視線を外すと、今度はきちんとそろえた愛猫の前足が目に入ります。なんという収まりの良さ。あまりにもかわい過ぎます。
ちょっと肥満気味だけど、愛猫の喜ぶ姿が見たい…飼い主さんは、理性よりも猫性のほうが上回り、おやつを愛猫にプレゼント。無事にミッションを成功させた愛猫は、おやつを食べ終わると、何事もなかったかのように、その場を立ち去ります。
2.「ん?」のポーズ
猫と暮らしていると、ふと、動きを止め、「何だ、これは?」といった感じで首を少し傾げることがあります。理由は、疑問、考え事集中、状況把握など、いろいろです。
猫にとっては何気ない行動のひとつですが、「かわいい」があふれ過ぎて、飼い主さんは思わず釘づけになってしまう場面でしょう。
絶妙な首の傾げ具合に、キョトンとした表情、柔らかでしなやかな身体のフォルム。どの角度で首を傾げたら、自分が最もかわいく見えるか、まるで熟知しているかのようです。飼い主さんが寝静まった真夜中、鏡に向かって、何度もポージングした成果かもしれません。
3.ぐーんと伸びして、「かわいいでしょ」光線
ぐーんと大きな伸びもまた、猫のキュートな行動です。猫にとって大きな伸びは、ストレッチのようなもの。行動開始や気持ちのリセットのための大事なプロセスです。
床にゴロンと横たわって、大きく伸びする愛猫は、まるでつきたてのお餅のようです。「どこまで伸びるんだ…」と思うくらい、びよーんと伸び切っています。茶トラ猫ならきなこ餅です。
伸びの最中に、ふと、「どう?かわいいでしょ」光線を送ってくることがあります。ロック・オンされた飼い主さんは、たちまちメロメロ状態。両目から巨大なハートマークが3D映像みたいに飛び出します。
まとめ
猫は生まれつき、「かわいい」をたくさん持った動物です。そして、そのことを何となく自覚しているようなフシもあります。
今回は、どんなときにかわいさがあふれ出すのか、3つのシーンを取り上げました。猫によって見せ方も変わってきます。きっとみなさんだけしか知らない瞬間もあるはずです。
これからも愛猫の「かわいい」にデレデレになりながら、素敵な時間を過ごしてください。
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