中国によるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験について、林官房長官は「中国側から事前の通報はなかった」と明らかにしました。
今回の中国の発射実験について、林官房長官はきょう午後の会見で「情報を総合的に勘案すれば、我が国上空の通過や被害報告の確認もない」と述べましたが、実験の意図や狙いについては言及を避けました。
中国はアメリカやオーストラリアなどには実験を行うことを事前に通報したとされますが、林長官は「日本側に事前通報はなかったと承知している」と述べました。
先月には中国軍機による日本の領空侵犯もあり、林長官は「我が国周辺海空域において短期間に事案が立て続けに起きていることに、強い危機感を有している」と懸念を表明しました。