「犬は満腹にならないのか」という疑問にお答えします。犬の満腹中枢の仕組み・犬がいつまでもご飯を食べ続ける理由・犬に満腹感を与える工夫の3つを解説します。
犬は満腹にならないの?
犬も人間も満腹中枢の仕組みは同じです。ご飯を食べると血糖値が上がったり、消化管が膨らんだりすることで満腹中枢が刺激され、(お腹いっぱい♪)と感じることができます。
しかし、私たち人間にも(何だかお腹いっぱいにならないんだよな…)ということがありますよね。犬も同じで、ご飯のおかわりを欲しがったり、おやつをほしがったり、満腹でない様子が見られることがあります。
そして、私たち人間には(お腹はいっぱいなのにまだ何か食べたい…)ということがありますよね。実はこれに関しても犬も同じで、(お腹が空いているわけではないのに何か食べたい)ということがあります。
いつまでもご飯を食べ続けるのは、「お腹が空いている」ということ以外に理由があるようです。
犬がいつまでもご飯を食べ続ける理由
犬は飼い主によって、ご飯の量が調整されています。基本的には、体重に合わせて「1日○グラム」としっかり計量して与えています。
しかし、たまに(好きなだけ食べさせたらどれくらい食べるんだろう…?)などと思うことはありませんか?
我が家には犬が2匹いますが、1匹は(きっといつまでもご飯を食べ続けてしまうだろうな…)というタイプです。もう1匹は少食で、1食分をチマチマと何時間もかけて食べきるタイプです。
あなたの愛犬は、どちらのタイプでしょうか。
犬がいつまでもご飯を食べ続けることには、満腹中枢が刺激されていないのではないか、ということが考えられます。
血糖値が上がらないご飯を食べている
犬がいつまでもご飯を食べ続けるのは、血糖値が上がらないご飯を食べているからなのではないか、ということが考えられます。
ダイエットフードなど、低糖質なご飯を食べているのではないでしょうか。食物繊維の働きによって、血糖値の上昇が緩やかになっているのではないか、ということも考えることができます。
もともと血糖値が高い状態にある
犬がいつまでもご飯を食べ続けるのは、もともと血糖値が高い状態にあるからなのではないか、ということが考えられます。
病気としては、糖尿病である可能性が疑われますが、インスリンの働きに異常があり、常に血液中のブドウ糖濃度が高い状態にあると考えることができます。
消化管が膨らまない
犬がいつまでもご飯を食べ続けるのは、消化管が膨らまないからなのではないか、ということが考えられます。
消化管の運動が過剰になると、ご飯を食べても消化管が膨らまないことがあります。消化不良を起こしていたりストレスをためていたり、もしくは食事内容が影響しているかもしれません。
消化不良が原因である場合、消化に良いドッグフードに切り替えるなど、食事内容を見直すことで、満腹感を得られることがあります。ストレスが原因である場合、自律神経が乱れ、消化管の運動が過剰になっていると考えられます。
犬に満腹感を与える工夫
満腹中枢が刺激され、「どれくらいの満腹感を得られるのか」ということには、咀嚼と唾液の分泌量が関係します。咀嚼が少ないと、唾液の分泌量も少なく、満腹感が得られにくくなります。
- 硬めのドライフードを与える
- 粒の大きなドライフードを与える
- おやつには硬いガムを噛ませてあげる
犬に満腹感を与えるためには、これらのような工夫ができるのではないでしょうか。
消化管を膨らませることで満腹中枢を刺激するための工夫としては、ドライフードにお湯をかけてやわらかくし、ボリュームを持たせてから与えるという方法もおすすめできます。
まとめ
犬は満腹にならないのかという疑問ですが、ご飯を食べると血糖値が上がったり、消化管が膨らんだりすることで満腹中枢が刺激され、満腹感を得ることができます。咀嚼や唾液の分泌量を増やすことも大切です。
犬には、よく噛んで食べるタイプと、ほとんど噛まずに食べるタイプと、噛まずに丸飲みするタイプがあります。やはり、よく噛んで食べる犬が最も満腹感を得られるでしょう。
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