悲劇の王妃マリー・アントワネットの愛猫が、実は「メインクーン」の起源だった? フランス

2024-10-16 06:00

メインクーンはどのように生まれたのでしょうか?「王妃マリー・アントワネットの飼い猫に由来する」という説もあります。革命下のフランスから米国へ、猫が渡っていった謎を探ります。

王妃の6匹の愛猫たち

野外にたたずむ長毛のメインクーン

画像はイメージです

人気の猫種メインクーン。その起源にはさまざまな説がありますが、なかでも印象的なのはフランス国王ルイ16世の妻マリー・アントワネットに由来する伝説です。

パリの人々が飢えに苦しんでいる間、彼女は宮廷で贅沢に暮らしていました。ペットが好きな彼女は、飼っていたパグをオーストリアに連れて行ったこともあります。

そしてマリーはアンゴラ猫を6匹飼っていたともいわれています。もっとも当時のアンゴラ猫は単なるトルコ産の長毛猫だったと考えられており、アメリカで飼育された純血種のトルコアンゴラとは違っているようです。マリーは宮廷でも、こうした猫たちがテーブルの周辺を自由に歩き回るのを許していたようです。

しかし、世はまさにフランス革命の時代。彼女は逮捕される運命にありました。

船での逃亡計画は実現せず

18世紀の船の絵

画像はイメージです

当時、米国メイン州にあった船会社が運航していた「Sally」号は、米国とフランスの間を航行していました。1792年の夏にルイ16世とマリーが逮捕されたとき、この船はルアーヴル港に停泊していました。

当時Samuel Clough船長らは、女王を救出し、船に乗せて米国へと逃亡させる計画を立てていました。しかしその前に女王らが逮捕され処刑されてしまったため、この計画は実現しなかったのです。それでも彼女の猫を含む所有物は、すでに船に積み込まれていました。

結局、彼女の猫たちは米国東海岸に到着しました。その後はとくに世話をされないまま、おそらく放置され、あちこちへと散らばってしまったのでしょう。

しかし猫たちはニューイングランドの田舎で自力で生き延びました。伝説によると、この猫たちが美しいアメリカの猫メインクーンの祖先となったのです。

毛むくじゃらの長毛は、当地の厳しい冬を生き延びた名残なのかもしれません。その後は地元の猫たちと交配を重ね、長毛で美しい外見をもつようになったと考えられています。

「農場の猫」から「ショーの主役」へ

美しいメインクーン猫

画像はイメージです

今日のように純血種が人気になる前は、メインクーンは農場でたくましく暮らす猫でした。機能的で働き者なうえ、美しい外見をもっていたため、やがてキャットショーにも登場するようになっていったのです。

ある年にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたキャットショーに、こうしたメインクーンが出品され、みごとに優勝しました。それ以前にも非公式のショーでこの種の猫は優勝を重ねており、すでにその人気は確立されていました。

実は今回ご紹介した節のほかにも、11の説があるといわれます。メインクーンの美しさの謎は、今後も人間たちを魅了し続けることでしょう。

出典:Marie Antoinette and the origin of the Maine Coon cat

関連記事

猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している
まだ遊びたい子猫が『睡魔』に襲われた結果…可愛すぎる光景が26万3000再生「耐えてるのかわいいい」「負けそうで笑った」の声
保護翌日の『威嚇する子猫』にミルクをあげてみた結果…あまりにも尊すぎる姿が165万再生「攻撃力ゼロw」「本当に癒やされた」の声
猫が苦手な耳掃除をしてみたら…『まさかの表情』を浮かべる姿が可愛すぎると1万6000再生「メロメロ」「なんでこんなに可愛いの」
猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち

  1. ホルムズ海峡周辺の船舶攻撃16件に イラン産原油輸出は通常ペースを維持か
  2. 動画投稿サイトのコメント欄で…死亡園児の遺族を侮辱 男性(54)を書類送検 「子育てが早く終わっていいな」通園バス置き去り死の3歳女児両親に
  3. 高市総理が体調不良で公務をキャンセル “風邪の疑い”で 衆院予算委には出席もその後の中東諸国大使らとの会合を急きょ欠席
  4. トランプ大統領“原油価格よりイラン核武装阻止が重要” アメリカへの報復としてホルムズ海峡“事実上封鎖”のイランをけん制
  5. ペルシャ湾で停泊中に損傷 商船三井のコンテナ船「船体の2か所に穴が開いた状態」 約40キロ移動した場所で停泊中
  6. 中道・立憲・公明、組み替え動議案を承認 ガソリン価格引き下げ、電気・ガス補助など
  7. “冬の女王”村岡桃佳が大回転で銀メダル ! 冬季パラ日本勢最多の通算11個目のメダル獲得【ミラノパラ】
  8. 【 LUNA SEA・SUGIZO 】「真矢がいない初のライヴ」〝恐怖〟に向き合い「真矢と一緒にステージに立ちます」
  9. 早咲きの桜が見ごろ…ソメイヨシノの開花は?いよいよ春が近づき“衣替え”のタイミングはいつ?!
  10. 3連休は「雨」予報も…衣替えのタイミングは?「3月中に衣替え」洗濯のプロがすすめるワケ、冬物衣類 洗濯と収納のコツ【Nスタ解説】
  1. 動画投稿サイトのコメント欄で…死亡園児の遺族を侮辱 男性(54)を書類送検 「子育てが早く終わっていいな」通園バス置き去り死の3歳女児両親に
  2. 【速報】イラン新最高指導者・モジタバ師が初声明「近隣諸国のアメリカ基地を攻撃する」「ホルムズ海峡封鎖を継続すべきだ」
  3. トランプ大統領“原油価格よりイラン核武装阻止が重要” アメリカへの報復としてホルムズ海峡“事実上封鎖”のイランをけん制
  4. ペルシャ湾で停泊中に損傷 商船三井のコンテナ船「船体の2か所に穴が開いた状態」 約40キロ移動した場所で停泊中
  5. ホルムズ海峡周辺の船舶攻撃16件に イラン産原油輸出は通常ペースを維持か
  6. 国民・玉木代表 新年度予算案に反対表明
  7. 高市総理が体調不良で公務をキャンセル “風邪の疑い”で 衆院予算委には出席もその後の中東諸国大使らとの会合を急きょ欠席
  8. 激安弁当店がピンチ!唐揚げ弁当「350円」低価格どう維持?「100円ラーメン」に込められた日本経済への問題提起【Nスタ解説】
  9. 犬に絶対言ってはいけない『言葉』4選 信頼関係が崩壊するNGワードとは?
  10. ホンダ 3000億円黒字から一転 EV戦略見直しで最大6900億円の赤字見込み 上場以来初
  11. “冬の女王”村岡桃佳が大回転で銀メダル ! 冬季パラ日本勢最多の通算11個目のメダル獲得【ミラノパラ】
  12. 【速報】高市総理が外交日程キャンセル 風邪の疑い