価格の変動が少なく、“物価の優等生”といわれる「たまご」ですが、価格が上昇しています。
JA全農たまごの調べによりますと、「たまごMサイズ」1キロあたりの卸売価格は、きょう時点で280円と、9月と比べて20円値上がりしています。
前の月を上回るのは3か月連続で、10月としては、鳥インフルエンザの発生やエサ代の高騰などを理由に価格の高止まりが続いた去年に次ぐ高い水準です。
猛暑の影響でニワトリがエサを食べなくなり、産むたまごの数が減ったことや、秋の風物詩「月見商戦」で需要が高まったことなどが要因とみられています。
価格の変動が少なく、“物価の優等生”といわれるたまご。例年、冬場に向け、クリスマスなどで需要が高まりますが、鳥インフルエンザの本格的なシーズンを迎えるにあたり、今後も価格の高止まりが続くかもしれません。