歌舞伎俳優の市川團蔵(本名:市川和雄)さんが、誤嚥性肺炎による敗血症性ショックのため19日に亡くなったことを、松竹が発表しました。73歳でした。
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葬儀、告別式は親族にて密葬を執り行ったとのことです。
市川團蔵さんは昭和31(1956)年5月歌舞伎座『義経千本桜』の六代君で初代市川銀之助を名乗り初舞台。
昭和62(1987)年5月歌舞伎座『時今也桔梗 旗揚』の武智光秀ほかで九代目市川團蔵を襲名。
堂々とした風格とよく通る声を持ち、『義経千本桜 大物浦』の武蔵坊弁慶、『毛抜』の八剣玄蕃、『髪結新三』の弥太五郎源七、『河内山』の北村大膳、『魚屋宗五郎』の父太兵衛、『直侍』の暗闇の丑松など、荒事、実事、 敵役から老け役までこなし、貫禄と滋味の深まった演技で舞台を盛り立てていました。最後の舞台は令和6(2024)年5月歌舞伎座『四千両小判梅葉』 隅の隠居でした。
【担当:芸能情報ステーション】