トヨタ自動車が次世代半導体を手がける「ラピダス」に追加出資する方針を固めたことがわかりました。
ラピダスはトヨタとデンソーのほか、ソニーグループやNECなど8社があわせて73億円を出資して設立した半導体企業で、世界でまだ実現されていない2ナノメートルの先端半導体の量産化を2027年に目指しています。
関係者によりますと、トヨタ自動車と自動車部品大手のデンソーは、ラピダスに追加で出資する方針を固めたということです。
追加の出資額については未定で、今後、検討を進めます。
トヨタ自動車 佐藤恒治 社長
「半導体そのものが先端に限らず、連携をとってしっかりと産業として守っていく必要がある」
トヨタ自動車の佐藤社長はきょう、千葉市内で取材に応じ、半導体がクルマの基盤を支えているため、産業として守る必要性があるとの認識を示しました。