『犬の置き餌が危険な理由』についてまとめました。「置き餌」をすることで、知らないうちに愛犬を危険に晒してしまっているかもしれません。置き餌によるトラブルを避けるために、飼い主ができる工夫や改善方法を解説します。
犬の置き餌が危険な理由
お皿にドッグフードがなくなったら足したり、お皿に大量のドッグフードを入れて外出したり、食べ残したものをそのままお皿に残しておくなどすることを「置き餌」と言います。
実は置き餌はトラブルが起きやすく、危険な行為であることをご存じでしょうか。危険な理由を知れば、今日から置き餌はしなくなるかもしれません。
置き餌をせずに済む対処法も解説しますので、ぜひお役立てくださいね。
1.細菌が繁殖する
置き餌をしていると、細菌が繁殖します。空気中の水分(湿気)が付着すること、犬の唾液が付着することで細菌が繁殖すると、犬が食中毒になってしまう危険性があります。
空気中にはカビも漂っている可能性があります。カビの付着したドッグフードを愛犬が食べてしまうと、嘔吐や下痢の症状が起こることがあります。
細菌やカビは、室内の温度が25℃以上、湿度が70%を超えると繁殖しやすい状態であると言えます。季節によっては、もっと早い段階で繁殖している恐れがあります。
食べ残すことが多い場合には、1回分の食事量を減らし、1日の食事の回数を増やす対処をしてみてはいかがでしょうか。
お仕事で外出している時間が長い場合や帰宅が遅くなりやすい場合には、自動給餌器を活用する方法もあります。
2.分量の管理ができない
置き餌をしていると、ドッグフードの分量の管理ができません。
お皿にドッグフードがなくなったら足したり、お皿に大量のドッグフードを入れて外出したりする場合、分量を気にせず与えてしまっているのではないでしょうか。このような場合では、与えすぎることが多くなり、愛犬の肥満や病気の原因になりやすいです。
愛犬の体重は適正ですか。肥満ではありませんか。ダイエットフードに切り替えていても、置き餌をしたり、与えすぎたりすると、肥満は改善されることがありません。
愛犬に適切な食事量を確認し、1日分を数回に分けて与え、置き餌による食べ過ぎと肥満には十分に注意しましょう。
3.出されたときに食べなくなる
置き餌をすると、いつでも好きなときにごはんが食べられると思い、出されたときに食べなくなります。
出しても食べないとなると、出しっ放しになりますよね。置き餌をやめることができなくなるということです。
食事の時間を決め、決められた時間に出し、食べなかったときは片づけてしまいましょう。
いつでも好きなときに食べられるわけではない、出されたときに食べなければならない、ということを犬に理解してもらうことで、置き餌をせずに済むでしょう。
まとめ
犬の置き餌が危険な理由を解説しました。
- 細菌が繁殖する
- 分量の管理ができない
- 出されたときに食べなくなる
食が細く一度に食べきることができない犬にとって、日々を忙しく過ごす飼い主にとって、置き餌は便利なように思えてしまうことがあるかと思います。
しかし、細菌やカビが繁殖するなどし、愛犬が食中毒を引き起こし、お留守番中に下痢や嘔吐などの症状が出てしまう恐れがあります。
置き餌をしないための工夫や改善方法についても解説しましたので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
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