ある保護犬の壮絶な過去に、涙する人が続出しました。胸が締め付けられる生い立ちと、新たな出会いの物語をご覧ください。
あまりにも悲しい過去を抱えた犬の物語がYouTubeチャンネルで注目を集めています。投稿したのは、YouTubeチャンネル「ミニピンのレイス隊長」の投稿主さん。動画は記事執筆時点で32万回再生され「本当に胸が締め付けられる」「強い憤りを感じます」「主さんとめぐり逢えて本当によかった」といったコメントが寄せられています。
レイスくんの過去
物語の主役は、ミニチュアピンシャーの『レイス』くんです。 レイスくんはもともと、投稿主さんとは別の男性がブリーダーから迎えたわんこでした。生後6ヶ月から9ヶ月までを一緒に過ごしましたが、半年以上狭いキャリーバッグの中に閉じ込めておくなど、その飼養環境はひどいものでした。
そしてわずか1歳3ヶ月にして、「彼女ができたから」という理由で捨てられることになってしまったのです。もっとも愛情を受けるべき月齢で愛されなかったレイスくんの心情を思うと涙があふれます…。
つながれた出会い
投稿主さんは、友人から「鳴き声がうるさいときにベランダに出されている犬がいる」との話を聞いて、レイスくんのことを知りました。それを聞いた投稿主さんは身震いが止まらなかったそうです。そこで投稿主さんは、意を決して友人に取り次いでもらうことに。元の飼い主さんと、レイスくんの今後について話し合ったそうです。
そしてブリーダーさん立ち合いのもと、その日の夜にレイスくんは投稿主さんの家へとお引越しすることになりました。初めは怯えてキャリーバッグから出すこともできず、そのまま連れて帰ることにしたそう。元の飼い主さんは、最後にレイスくんに声をかけることもせず去って行ったそうです。
消えないトラウマ
レイスくんを家に連れて帰った投稿主さんは、室内灯をつけて挨拶しました。よくよく見てみると、やせ細った小さな体に、ぶつけてできたと思われるおでこの傷…。キャリーバッグの中しか居場所がなかったレイスくんに、涙が止まらなかったそうです。
またレイスくんには、電子レンジやスマホなど電子音に対するトラウマがあることも分かりました。とくにスマホには強い警戒心を抱くようで、見るだけで怯えてしまっていたそうです。そのため引き取ってからしばらくのレイスくんの写真や動画はないのだとか。
トラウマを抱く理由は結局分からなかったものの、電子音に対する恐怖は少しずつ克服しているといいます。辛い経験を抱えながらも一生懸命生きようとするレイスくんに、飼い主さんは「できる限り幸せな思い出でいっぱいにしてあげたい」とつづっています。
この投稿には「主様がたくさんの愛情をかけていらっしゃるのが分かりました」「ちょっと回り道しちゃったけど主様と巡り合うために生まれてきたんですね」「これからも変わらない優しさと幸せに満たされますように」といったコメントが寄せられています。
YouTubeチャンネル「ミニピンのレイス隊長」には、レイスくんの近況が投稿されていますので、ぜひチェックしてくださいね。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「ミニピンのレイス隊長」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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