猫は毎日毛が抜けて、春と秋には毛が生え変わるなど抜け毛が大変だと感じることがあります。しかし、抜け毛が少ないと言われる猫種も存在しているのです。抜け毛が少ない猫種や一緒に暮らすうえでの注意点をご紹介します。
抜け毛が少ない猫種
1.シャム(サイアミーズ)
猫の女王と呼ばれる美しい見た目が特徴の猫です。顔、耳、しっぽ、足先が濃い色になるのも特徴といえます。日本では「シャム」と呼ばれていますが海外では「サイアミーズ」と呼ばれているそうです。短毛なので長毛猫に比べると抜け毛は少ないです。また、シングルコートという被毛が1層であることも抜け毛が少ないとされる要因です。お手入れは、2日に1回のブラッシング、半年に1度のシャンプーが必要とされています。
2.シンガプーラ
公認されている猫種の中で世界最小の猫です。体重は2~3kgが標準とされています。被毛は淡い色をしていて、1本の毛が3~4色に分かれていることも特徴です。シンガプーラは被毛が1層のシングルコートで、抜け毛が少ないと言われています。ブラッシングは週に3回程度行いましょう。暖かい地域が原産なので、寒さには弱く、室温の調整が必要です。
3.デボンレックス
短毛の巻き毛が特徴の猫です。巻き毛ですがシングルコートでボリュームが多いわけではないので手入れが楽です。抜け毛も少なく、週に2、3回のブラッシングを行いましょう。皮脂の分泌が多いので月に1回のシャンプーが必要です。
4.スフィンクス
ヘアレスキャットと呼ばれるほとんど毛のない猫です。体の表面に短い産毛が生えているなど個体差がありますが、ヒゲは生えていません。ほとんど毛が生えていないのでブラッシングは必要なく、抜け毛の心配もありません。被毛がないため皮脂で体が汚れやすく、シワもあるので、毎日体を拭いてあげる必要があります。
シングルコートの猫と暮らすときに注意すること
ダブルコートの猫と比べると抜け毛は少ないですが、まったくないわけではありません。寒い国が原産のシングルコートの猫は、毛量が多く、抜け毛が多くなることもあります。ダブルコートの長毛の猫よりも、シングルコートの長毛の猫の方が毛玉ができにくいと言われますが、毛が絡まると毛玉になる恐れがあるのでブラッシングは必要です。
ヘアレスキャットと暮らすときに注意すること
抜け毛の心配はありませんが、皮膚を守るための被毛がないので、ケガをしやすい、紫外線の影響を受ける、皮脂で汚れやすい、室内の温度管理などに注意が必要です。服を着せる、直射日光が部屋に入らない工夫をする、2~3週間に1回シャンプーをするなどケアをしましょう。
まとめ
抜け毛が少ないと言われるシングルコートやヘアレスキャットをご紹介しました。抜け毛が少なくても、健康に暮らすために被毛や皮膚のケアをしっかり行うことも大切です。それぞれのケアの注意点を確認しておきましょう。
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