■MLB ワールドシリーズ第1戦 ドジャース 6x-3 ヤンキース(日本時間26日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
MLBワールドシリーズが開幕し、43年ぶりとなった東西“名門対決”の初戦は、ドジャースが劇的サヨナラ勝ちで接戦を制し白星スタート。
1点ビハインドの延長10回2死満塁で右足首を負傷していたF.フリーマン(35)が初球を振り抜いて、逆転のサヨナラ満塁弾を放ち、本拠地スタジアムは割れんばかりの大歓声に揺れた。
大谷翔平(30)は1点ビハインドの8回に同点劇につながる二塁打を放つなど、5打数1安打で勝利に貢献。
2-2の10回は1死一・二塁の好機で大谷の第5打席を迎えたが、大谷は初球を打ち上げ左邪飛に打ち取られる。続くM.ベッツ(32)は申告敬遠で満塁とすると、フリーマンが初球ストレートを捉え、ライトスタンドに突き刺さる劇的サヨナラ満塁本塁打を放った。
WSはリーグ優勝決定戦と同じく7回戦制で、先に4勝したチームが世界一に。前日のインタビューで大谷は「集大成で勝って、最高の終わり方ができれば」と話していた。まさに初戦から最高の展開となり、幸先の良いスタートに。
この日の大谷は第1打席は中飛、第2打席は空振り三振、第3打席は遊ゴロと序盤からノーヒットに終わったが、大谷は8回にWS初安打となるフェンス直撃の二塁打をマーク。相手エラーで三塁に進むと、M.ベッツ(32)のセンターへの犠飛で同点のホームを踏んだ。
今年のWSはナ・リーグ覇者のドジャースと、ア・リーグを制したヤンキースが43年ぶりに激突。ド軍は短縮シーズンの2020年以来4年ぶり、フルシーズンとしては1988年以来36年ぶりの優勝を目指し、ヤンキースは松井秀喜氏がMVPを獲得した2009年以来、15年ぶりの世界一を狙う。
明日の第2戦は山本由伸(26)が先発マウンドへ。ヤンキースは今季チーム最多16勝、C.ロドン(31)が先発する。