猫が普段と違う鳴き声をしているとき、何を訴えているのでしょうか。猫と暮らしていると、鳴き声のバリエーションの多さに驚く飼い主さんも多いと思います。そこで今回は、飼い猫の「声がいつもの違う」と感じた時の原因について解説していきます。
猫の「声がいつもと違う」4つの原因
1.発情期
猫は発情期を迎えると、大きな声で「アオーン」と鳴くようになります。普段の声よりも大きく、交尾の相手を呼ぶように鳴くので初めて見る人は鳴き声が「いつもと違う」と戸惑うかもしれません。
オスはいつもよりも太く、低い声で鳴くのが特徴です。メスの場合はいつもより高めの声で鳴く場合があるようです。
発情期が終わると、このような鳴き方はしなくなります。また、不妊手術をした場合もしなくなります。
2.クラッキングをしている
猫が窓の外にいる鳥や虫などに対して「カカカッ」「ケケケッ」といった独特な音を出すことがあります。
鳴き声というよりも音を出しているような感じなので、最初はびっくりしてしまいますよね。これは「クラッキング」と言われる鳴き方で、獲物を捕まえるときに見られるものです。
猫の狩猟本能によるものなので、基本的には放っておいて問題ない鳴き方です。しかし、獲物がいない状態でクラッキングをしている場合はストレスが溜まっているのかもしれません。
おもちゃを使ってストレスを発散させてあげるようにしましょう。
3.ストレスを感じているとき
大きな声で「アオーン」と鳴きながら部屋の中を歩き回ったり走り回ったりしているときは、運動不足になっているかもしれません。
おもちゃを使って遊んであげたり、キャットタワーなどを設置して上下運動ができる環境を整えてあげましょう。
特にお留守番などでケージにいる時間が長い子は、フラストレーションがたまりやすくなります。
帰宅後にしっかり運動させる時間を作るようにして、コミュニケーションを取るようにしてください。
なお、高齢猫で「認知症」になっているときも鳴きながら歩き回ることがあります。何をしても鳴き続けてしまう場合は、一度獣医師に相談するようにしましょう。
4.喉に炎症があるとき
声を出しすぎてしまったとき、猫も人間のように声が枯れてしまい「かすれ声」が出るようになります。
また、くしゃみ・鼻水・目ヤニといった症状の場合は「猫風邪」などの病気にかかっている可能性があります。声以外に体調の変化がないか、よく観察するようにしましょう。
声だけでなく、呼吸がつらそうな場合は注意が必要です。ゼーゼーとした呼吸音がしたり、苦しそうな声を出している場合は気管支炎などの病気や痛みの強い怪我を隠している可能性があります。
ぐったりしていたり、同じ場所から動こうとしないといった異変が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。
猫は声変わりするの?
猫は子猫から成猫になる間に「声変わり」をすることがあります。生後間もないときの鳴き声を聞くと、成猫との違いが分かりやすいかもしれません。
産まれてから数ヵ月はか細く高い声で「ミャー」と鳴くことが多いですが、体の成長と共に声帯も太くなり声が変わっていきます。
他にも、肥満などで体が大きくなった場合にも声変わりをすることがあるようです。
体の成長以外の理由で声が変わるかどうかは個体差があるので、人間の変声期ほどわかりやすいものではありません。
また、高齢になるにつれ声がかすれてくるようになり、若いときと声が変わったと感じることがあります。
まとめ
猫は状況によってさまざまな鳴き方をする動物です。「ニャー」と鳴く印象が強いですが、一緒に暮らしてみるとユニークな鳴き方をする子も多く、私たちを驚かせてくれますよ。
本能や習性による鳴き声は放置していても問題ありませんが、ストレスや病気が原因での鳴き声には注意が必要です。
飼い猫がなぜ鳴いているのか、その原因を考え対応していくようにしましょう。
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