メジャーリーグ選手会(MLBPA)は日本時間27日(現地26日)、選手間投票による両リーグを通じた年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を発表。今季ア・リーグ“二冠”のアーロン・ジャッジ(32、ヤンキース)が受賞した。
ドジャースの大谷翔平(30)は「ナ・リーグ最優秀野手」に選出された。最優秀野手はエンゼルス時代の2021年、2023年にア・リーグで2度獲得。今回はリーグをまたいで2年連続3度目の受賞となった。
大谷は最終選考では“選手会MVP”である「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」とナ・リーグ最優秀野手の2部門で候補に入っていたが、最優秀野手のみの受賞となった。
2021年以来、3年ぶりのダブル受賞がかかっていたが、年間最優秀選手は候補入りしていたジャッジ、ア・リーグ首位打者のボビー・ウィットJr.(24、ロイヤルズ)と大谷の3人の中から、最終的に今季MLBトップの58本塁打、144打点のジャッジが選ばれた。昨年は40本塁打-70盗塁を達成したブレーブスのアクーニャJr.が受賞。
今季、右ひじ手術の影響で打者に専念した大谷は、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁で“本塁打・打点”の「二冠」を獲得。両リーグでの本塁打王は史上4人目で、リーグをまたいでの2年連続は史上初。54本塁打はドジャース新記録(これまでは49本)で、打点王は日本人初の快挙となった。
さらにMLB史上初となる「50本塁打-50盗塁」を達成し、歴史的なシーズンに。前日26日からドジャース対ヤンキースのワールドシリーズが開催され、大谷&ジャッジともに自身初の世界一を目指す。