猫はテンションが上がると、部屋中を走り回ったり色々なモノをかじったりと、手が付けられなくなることがありますよね。猫が興奮する理由はなんなのでしょうか。今回は、猫の「興奮スイッチ」が入る理由について解説していきます。
1.遊びで興奮!
猫と一緒に遊んでいるうちに、軽くじゃれている状態から狩猟本能が刺激されて「興奮スイッチ」がオンになってしまうことがあります。
スイッチが入ると狩りモードになるため、おもちゃや飼い主のことを本気で追いかけ、噛みついてきます。
遊んでいるうちに本気になってしまうのは、猫の本能なのでよく見る状態です。夢中になって遊んでいる姿は、とても可愛らしいですよね。
ただし、手や足など体の一部を使って遊ぶ癖をつけてしまうと、怪我をする可能性があるので注意しましょう。
また、遊ばせすぎて息が切れてしまうと体に負担がかかってしまいます。口で呼吸するほど興奮させるのは控えるようにしてください。
2.トイレハイで興奮!
猫は排泄前後にテンションが上がる「トイレハイ」という習性があります。毎回ハイテンションになるわけではないようですが、どのタイミングでスイッチが入るかは予測できません。
トイレハイは長くは続かないので、猫が排泄した後はなるべく早く掃除をしてあげるようにしましょう。
3.ストレスで興奮!
猫はストレスが溜まっていると、急に「興奮スイッチ」が入り、走り回ることがあります。
飼い主とのコミュニケーションが足りていなかったり、生活環境に不満があるときなどにストレスで暴れまわることもあるようです。
モノをかじったり壊したりすることもあるので、怪我をしないように気を付けながら原因を特定して解消するようにしましょう。
4.運動不足で興奮!
お留守番でケージにいる時間が長かったり、長い間眠ったあとなど、エネルギーが有り余った状態のときに「興奮スイッチ」が入るようです。
特に若い猫はエネルギーが多く、発散できないと急に走り回ったり爪を研いだりと活発になることが多いです。
運動不足はストレスの原因にもなるので、遊ぶ時間をしっかり作るようにしてあげましょう。
また、猫が自分から運動できるように、キャットタワーやキャットウォークを設置して上下運動ができるようにしてあげると、自発的にうんどう不足を解消してくれるようになります。
5.マタタビで興奮!
猫が大好きなマタタビにも、「興奮スイッチ」が隠れています。
マタタビは本来、猫の食欲や水分補給を促したり、ストレスを軽減したりするのに使用します。
しかし、摂取する量が多いと興奮しすぎてしまうことがあるようです。猫の体質によって興奮する量は異なるので、マタタビを与えるときは少量ずつ与えるようにしましょう。
マタタビと同じく、ニットキャップにも同様の効果があります。こちらも与えるときは少量ずつ、猫の様子を見ながら与えてください。
まとめ
猫が興奮する理由の多くは、猫の本能や習性によるものです。
しかし、運動不足やストレスなど習慣的なものは長く続いてしまうと体に不調をきたす可能性もあるので注意しましょう。
猫が興奮しているときは、安易に手を出すのは怪我の危険があります。また、暴れまわったり走り回ったりすることもあるので、部屋の中に危険なものを出しておかないよう気を付けてくださいね。
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