東京・歌舞伎町を中心にホストクラブを展開するグループの運営会社とホストが、あわせておよそ20億円の所得隠しを東京国税局から指摘されていたことがわかりました。
所得隠しを指摘されたのは、東京・歌舞伎町を中心にホストクラブを展開するグループの運営会社「FG」など9社と、在籍するホストおよそ30人です。
関係者によりますと、9社は架空の業務委託費を計上するなどして、およそ6億円の所得を圧縮。また、ホストおよそ30人は、確定申告をせず、報酬の記録を破棄するなどして所得を隠していて、東京国税局はあわせて20億円の所得隠しを指摘しました。
重加算税を含め、9社に法人税およそ2億円、ホストたちに所得税数億円を追徴課税したとみられています。
「FG」の代理人弁護士はJNNの取材に対し、「意図的な所得隠しはなかったが、申告漏れがあったのは事実のため、修正申告をした。コンプライアンスを強化し、再発防止に最善を尽くしていく」としています。