■プロ野球 SMBC日本シリーズ2024 第5戦 ソフトバンク0ー7DeNA (31日 みずほPayPay)
ソフトバンクは2試合連続完封負けで3連敗、2勝3敗となりDeNAに王手をかけられた。ソフトバンクは今季レギュラーシーズンでは本拠地での同一カード3連敗、2試合連続完封負けは一度もなかった。ソフトバンクは日本シリーズで2000年に巨人に敗れて以来、出場した8度連続で日本一をつかんでいる。
打線は4安打で26イニング連続無得点、4番・山川穂高(32)は13打席連続無安打に終わった。先発・大関友久(26)が3回、筒香嘉智に先制タイムリーを許すと4回に3番手・前田純(24)が牧秀悟(26)に3ランを浴びた。9回にも津森宥紀(26)が満塁から桑原将志(31)に押し出し死球、木村光(24)が梶原昂希(25)に2点タイムリーツーベースを弾き返され、投手陣は13安打7失点を喫した。
先発・大関は今季8勝4敗、防御率2.50。今季交流戦でDeNAと対戦はなく、日本シリーズは初登板。今シリーズで初めて先発マスクは海野隆司(27)が被った。
大関は1回2死から牧に死球、オースティン(33)に四球を与え一・二塁とするもフォード(32)を一ゴロに打ち取りピンチを切り抜ける。
スタメンは笹川吉康(22)を1番レフトに抜擢、柳田悠岐(36)が2番、周東佑京(28)が9番に入った。
DeNAの先発・ジャクソン(28)は第1戦から中4日の登板。1回、笹川は見逃し三振、柳田は空振り三振、3番・栗原陵矢(28)も空振り三振に倒れた。
大関は2回にも宮崎敏郎(35)にツーベース、2四球で2死満塁とするが梶原昂希(25)を遊ゴロに抑える。
だが大関は3回、牧とフォードに安打を許し2死一・二塁とすると筒香にセンターへタイムリーを運ばれ1点を先制される。大関はここで降板、代わった2番手・松本晴(23)が後続を抑えた。
打線は2回2死から今宮健太(33)と牧原大成(32)の連打で一・二塁するが海野が見逃し三振、3回2死二塁から栗原が空振り三振と20イニング連続で得点を挙げることができない。
4回は3番手・前田純が先頭・桑原将志(31)と梶原に連打され無死一・二塁とすると牧に141キロ・ストレートを捉えられ、レフトスタンドへ3ランを放り込まれ、0ー4となる。
直後、4回の攻撃は山川が二ゴロ、近藤健介(31)も二ゴロ、今宮の中直は桑原に好捕され中軸が3人で倒れた。
ジャクソンの前に5回も三者凡退、6回も笹川が遊飛、柳田が一ゴロ、栗原が四球で出塁するも山川は空振り三振に沈んだ。
打線は7回、ジャクソンに先頭・近藤が死球、今宮の二ゴロで1死二塁に。牧原大は四球で一・二塁とすると途中出場・嶺井博希(33)はジャクソンの暴投で1死二・三塁から空振り三振、周東は二ゴロに打ち取られ24イニング連続無得点となる。
投手陣は5回からは杉山一樹(26)、尾形崇斗(25)、津森宥紀(26)の救援陣が無失点に抑える。
8回の攻撃はDeNA2番手・伊勢大夢(26)に1死から柳田が右安打、栗原は中飛、山川は空振り三振に斬って取られる、山加は第2戦の第4打席から13打席連続ノーヒット。
9回も津森が続投しフォードと筒香に四球、戸柱に右安打で2死満塁から桑原に押し出し死球、代わった木村光が梶原に左中間に2点タイムリーツーベースを運ばれた。
9回の攻撃もDeNA3番手・中川颯(26)に三者凡退で無得点に終わり26イニング連続無得点にとなった。