猫の腎臓病治療に効果が期待される『AIM』とは?腎臓病の予防法とあわせて解説

2024-11-02 20:00

猫にとって不治の病とも言われる腎臓病。その腎臓病を完治させるための新薬が開発されていることをご存じでしょうか。猫の寿命が大幅に延びる可能性を秘めた「AIM」について詳しく解説していきます。

「AIM」にまつわる基礎知識

錠剤

現在、猫の死因として2番目に多いと言われている「慢性腎臓病」ですが、この腎臓病治療に効果が期待されているのが、「AIM」による治療です。

慢性腎臓病とは

猫の病気の8割が腎臓に関する病気だと言われており、何らかの腎障害を3ヵ月以上継続している状態のことを「慢性腎臓病」と呼んでいます。

15歳以上の高齢猫の3割が慢性腎臓病と言われるほど身近な病気であり、現時点では完治が難しいとされています。

「AIM」とは?

「AIM」とは「Apoptosis Inhibitor of Macrophage(マクロファージの細胞死を抑制する分子)」の頭文字を取って命名されたタンパク質の一種です。

マクロファージ(※)に体内の老廃物を食べさせる際、AIMは「ここにゴミ(老廃物)があるよ」と知らせるための目印の役割を担っています。

(※)細菌や老廃物など、体内の不要なものを食べて分解する免疫細胞の一種

猫の体では先天的にこのAIMがうまく働かないため、マクロファージがゴミを処理できず、体内に老廃物が蓄積してしまい腎臓病の原因になってしまうそうです。

なお、AIMは人間の体の中にもありますが、うまく働かないとやはり老廃物が溜まり、不調の原因になります。

AIM治療の実用化はいつから?

このAIMを利用し慢性腎臓病を効果的に治療する新薬として開発されているのが「AIM製剤」です。

現時点でAIM製剤が使用できる日は、まだ公式発表されていませんが、2026~2027年頃を目標に、医薬品の承認を目指して臨床実験を行っているようです。

新薬の使用が承認されれば、猫の寿命は30歳まで延びると言われています。私たち飼い主にとっても、愛猫と過ごす時間を少しでも多くしたいですよね。

腎臓病を予防することも大切

水を飲む猫

新薬によって慢性腎臓病が完治することができれば、猫の寿命は今よりもずっと長くなるかもしれません。

しかし、AIM製剤が使用できるようになっても、腎臓病の予防をすることは大切です。腎臓病を予防するためには、日々「水分補給」を十分に行うことが重要になります。

猫はあまり水を飲まない動物なので、体内の水分を有効活用するため尿を濃縮して排出します。その結果、体内に老廃物が溜まりやすく腎臓に負担がかかりやすくなるのです。

その負担を軽くするためには、新鮮な水をたっぷり飲むことが効果的と言われています。猫に水を飲んでもらうためには、飼い猫の性格に合わせた工夫が必要です。

水飲み器のサイズや深さ、温度など、猫によってこだわりはさまざまです。どうしても飲んでくれない場合は、ウェットフードを食べさせたり、ペースト状のおやつを水に溶いて与えたりしてみましょう。

我が家の猫も、水を飲むのがあまり得意ではないので、定期的におやつを水に溶いて与えています。

猫に必要な水分量は、体重1㎏に対して50mlと言われています。飼い猫の体格に合わせた量の水を飲んでもらえるように工夫してみましょう。

まとめ

猫とスキンシップ

「AIM製剤」によって猫の腎臓病が完治できる可能性があることは、私たち飼い主にとっても希望です。

しかし、薬にだけ頼るのではなく、私たちが日々愛猫の体調をしっかりと管理していくことも大切です。

一日でも長く愛猫と過ごしていけるように、できることをしながら新薬の完成を待ちましょう。

関連記事

『見えてませんよ…』某有名芸人のマネをした猫が"可愛すぎる"と51万6000再生「際どすぎて釘付けw」「何回も見てしまった」
猫が香箱座りをしていたので『指ズボ』してみたら……まさかの『可愛すぎる反応』が46万再生「暖かそうw」「何故かやりたくなるよねw」の声
飼い主がご飯のお皿を片付けようとしたら、子猫が…『思わずニヤける』可愛い反応が53万2000再生「1時間ぶっ通しでも見てられる」「天使」
元野良猫に爪とぎをプレゼントした結果→まさかの『コロッセオ誕生』に爆笑する人続出「芸術は爆発だw」「まさに闘技場w」と22万7000再生
ヘルメット姿のパパを見た猫…『オイオイオイオイ』と喋りだす様子が面白すぎると464万再生「喋ってるw」「めちゃ爆笑してしまった」

  1. ドン・キホーテの店員をボンネットに乗せたまま走行…車から振り落とす 40代の男女2人を逮捕 レギンス1着盗み逃走図る 名古屋市
  2. 東京・北区の小学校火災 音楽担当の女性教員が「洗濯物を乾かしていた」趣旨の説明 火元近くにはハンガーが20点以上…電気ストーブも通電状態
  3. “睡眠の新常識”世界的な権威が解説、エアコンはタイマー?朝まで使う?寝つけないときは?【Nスタ解説】
  4. 法廷に響く息子のむせび泣く声…訓練中の事故で死亡した陸自レンジャー隊員の遺族が国を相手取り提訴 妻は「夫の命は杜撰な訓練によって奪われた」
  5. 「眠れない時に布団で悶々はNG?」「布団なしは?」夏の睡眠のギモンに世界的権威が回答【Nスタ解説】
  6. 紀子さま佳子さま 障害あるアーティストの作品鑑賞 おふたり揃って装いにもアート取り入れ
  7. バレー男子日本代表が無傷の5連勝!髙橋藍が最多22得点 記録的酷暑で“特別ルール”のフランスR初戦、セルビアに3-1勝利【ネーションズリーグ】
  8. 経済産業省のキャリア官僚の53歳男を逮捕 知人女性になりすまし名誉傷つける内容のメールを送信 複数の出会い系サイトにメールアドレスを掲載
  9. 約14年間家賃を払い続け…電気代未払いで発見 神戸冷凍庫の切断遺体 逮捕の元妻は「言い分はありません」 殺害もほのめかす
  10. 【速報】天皇陛下がオランダ・ベルギー訪問振り返り “1分35秒の黙とう”は「過去の歴史を直視して謙虚に学ぶ」「両親の思い受け継ぎ心込めて」
  11. “ダブル台風”7号・8号が日本列島に接近…週末に九州~関東直撃おそれ 鹿児島では線状降水帯発生…大雨に厳重警戒を【news23】
  12. 「人だとは思わなかった」 軽貨物車で女性はね重傷負わせ逃走か 会社経営者の男(47)逮捕 茨城・守谷市